WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 最低希釈倍率 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02404 |
パルボウイルスB19 IgM《EIA》parvovirus B195F011-1432-023-023 |
遠心
|
01 |
90日 冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
200 D012 44 免疫 |
3~9日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
02404 |
パルボウイルスB19 IgM《EIA》parvovirus B195F011-1432-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
90日 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
200 D012 44 免疫 |
3~9日 |
備考
基準
- 判定保留0.80~0.99
陽性1.00 以上
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)
- 実施料:200
- 診療報酬区分:D012 44
- 判断料区分:免疫学的検査
紅斑が出現している15歳以上の成人について感染が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定できます。
同一検体についてグロブリンクラス別ウイルス抗体価の測定を行った場合は、2項目を限度として算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
要藤裕孝, 他: 感染症誌 69, 1135, 1995.
検査項目解説
臨床的意義
伝染性紅斑(リンゴ病)の原因ウイルスである。春に流行し妊婦では流産や胎児水腫の原因になる。
パルボウイルスB19(parvovirus B19)は、20 nmの小型の伝染性紅斑(erythema infectiosum)の原因ウイルスであり、頬が発疹でびまん性に赤くなることから一般にリンゴ病と呼ばれている。
経口または呼吸器系の分泌物による飛沫感染により伝播すると考えられており、輸血や血液製剤による感染経路も推測されている。
本ウイルスの宿主はヒト赤芽球系細胞で、ヒト以外には感染しない。通常は一過性感染であるが、免疫能が低下した患者では、活動性の持続感染を起こすことがある。本邦では小児の30 %、成人の60 %程度が不顕性感染を受けているとされる。
診断は臨床症状の他に、血清抗体価およびウイルスDNAの証明により行われる。IgMの抗体価は感染後7~10日で上昇しはじめ、この頃にはウイルス血症を起こしているため、血清中でのウイルスDNAの同定も有用である。IgGは感染後2週間程度で現れはじめ、かなり長期間陽性を保つ。ウイルスDNAは、通常の経過では罹患後3週間程度まで検出される。
【陽性を示す疾患】
パルボウイルス感染症
関連疾患
B34.3.1:パルボウイルス感染症 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.