WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12292 |
SCCA2squamous cell carcinoma antigen 25C250-0000-023-023 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
EIA | ng/mL 1.6 未満 |
300 D015 26 免疫 |
12~25日 |
項目 コード |
検査項目 |
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12292 |
SCCA2squamous cell carcinoma antigen 25C250-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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ng/mL 1.6 未満 |
300 D015 26 免疫 |
12~25日 |
備考
項目
- SCCA2は、皮膚表皮、唾液、汗、その他の体液などにも存在します。これらが混入あるいは接触した検体、器具などを用いると測定値が高くなる場合があります。検体、器具などを取り扱うときは、常に手袋とマスクを着用してください。
- 本検査は「*31」へ再委託をいたします.
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/SCCA2
- 実施料:300
- 診療報酬区分:D015 26
- 判断料区分:免疫学的検査
15歳以下の小児におけるアトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として測定した場合に、月1回を限度に算定できます。アトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として「TARC」と「SCCA2」を同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Nagao M, et al.: J. Allergy Clin. Immunol. 141, 1934, 2018.
検査項目解説
臨床的意義
アトピー性皮膚炎の重症度指標となる検査である。15歳以下の小児を対象にした検査である。
SCCA(squamous cell carcinoma antigen)は、セルピン(serpin)スーパーファミリーに属するセリンプロテアーゼインヒビターで、主に上皮細胞から産生されるタンパク質である。
SCCAには、SCCA1とSCCA2というアイソフォームが存在し、アミノ酸レベルでの相同性は91 %と非常に高いものの、異なる遺伝子座から転写される独立した遺伝子産物である。
SCCA2は、アレルギー性炎症において中心的な役割を果たすIL-4やIL-13によって誘導される。また、小児のアトピー性皮膚炎(AD)患者血清で上昇し、AD重症度の指標であるObjective-SCORADと相関する。
ADにおける重症度の評価は適切な治療選択に重要であり、血清SCCA2値は小児ADの重症度の指標として有用なマーカーである。本検査は、15歳以下の小児を対象として2021年2月より保険適用された。
【高値を示す疾患】
小児アトピー性皮膚炎
関連疾患
L20.8.7:小児アトピー性皮膚炎 → L20-L30:皮膚炎・湿疹
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.