WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02577 |
食品 カゼインIgE, allergen-specific5A100-2439-023-023 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA | UA /mL 0.35 未満 |
110 D015 13 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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02577 |
食品 カゼインIgE, allergen-specific5A100-2439-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
UA /mL 0.35 未満 |
110 D015 13 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/特異的IgE半定量・定量
- 実施料:110
- 診療報酬区分:D015 13
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
検査項目解説
臨床的意義
特定の抗原を認識するIgEを対象とした検査で、Ⅰ型アレルギー患者のアレルゲン特定に用いられる。
IgEはⅠ型(即時型)アレルギーに関与する免疫グロブリンである。分子量約190,000のタンパク質で、免疫グロブリンの中で最も血中濃度が低い。消化管、気道粘膜、リンパ節などで産生され、血中での代謝半減期は約3日である。
IgEの検査には、特定の抗原により感作されて産生される特異的IgEと、免疫グロブリンとしての総IgEである非特異的IgEが存在する。本検査項目は前者を対象としたもので、Ⅰ型アレルギーのアレルゲン検索に用いられる。
IgEは免疫グロブリンの中で唯一、過敏性を伝達する能力であるレアギン活性を持ち、Ⅰ型アレルギーの要となる物質である。したがって、その濃度はアレルゲンとなる物質を推定する上で、きわめて有用な情報となる。
アレルゲン特異的IgEのうち、シングルアレルゲンは特定のアレルゲンに対する抗体をそれぞれ個別に測定するものである。当社では、CAP(FEIA法)などを採用しており、現在200項目以上に対応している。
マルチアレルゲンは、1回の検索で代表的なアレルゲンをスクリーニングするためにつくられた複合試験項目である。雑草、動物上皮、カビ、イネ科、食物、穀類など、各項目に代表的な5種類のアレルゲンが含まれているが、保険請求上は1項目として取り扱われる。このため、アレルゲンが不明な症例の効率的な抗原スクリーニングに適している。ただし、陽性の場合でも含まれているアレルゲン5種のうちどれによるものかは特定できないため、シングルアレルゲンでの追加検索が必要となる。
特異的アレルゲン16種(IgE-CAP16)は、陽性率が高いアレルゲンを組み合わせたものである。吸入系にはハウスダスト、コナヒョウヒダニ、ブタクサ、ネコ皮屑など16種類、食物系には卵白、大豆、牛乳、エビなど16種類が含まれる。16項目について個々の測定結果がまとめて報告されるため、幅広いスクリーニングに用いられる。
View39は、吸入系のアレルゲン19種類に加えて、食物系・その他のアレルギー20種類の計39項目のアレルギー物質を同時に測定することが可能なため、より幅広いスクリーニングに用いられる。
【高値を示す疾患】
アレルギー性鼻炎,アトピー性喘息,アトピー性皮膚炎,アレルギー性蕁麻疹,食物アレルギー
関連疾患
J30.4.2:アレルギー性鼻炎 → J30-J39:上気道疾患
J45.0.1:アトピー性喘息 → J40-J47:下気道疾患
L20.9.3:アトピー性皮膚炎 → L20-L30:皮膚炎・湿疹
L50.0.1:アレルギー性蕁麻疹 → L50-L54:蕁麻疹・紅斑
T78.1.36:食物アレルギー → T66-T78:アレルギー等その他の外因による作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.