WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30339

食品 Jug r 1
(クルミ由来)IgE, allergen-specific

5A100-2795-023-023

血液
1

遠心

血清
0.3

 

 

01

 

 

冷蔵

FEIA

UA /mL

0.35 未満

110

D015 13

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

30339

食品 Jug r 1
(クルミ由来)IgE, allergen-specific

5A100-2795-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

血清
0.3

 

 

01

 

 

冷蔵

FEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

UA /mL

0.35 未満

110

D015 13

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/特異的IgE半定量・定量
  • 実施料:110
  • 診療報酬区分:D015 13
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

クルミ由来のアレルゲンコンポーネント検査である。

 特異的IgE検査では主に、粗抽出抗原が用いられており、その中にはさまざまなタンパク質が含まれている。粗抽出抗原の構成成分のうち特定の成分をアレルゲンコンポーネントと呼ぶが、それらにはアレルギーの症状誘発に関連、あるいはアレルゲン特異的な成分が含まれており、それらを個々に検査することは、真のアレルギー起因物質を特定するのに有用とされている。

 特異的IgE Jug r1(ジャグ・アール・ワン)(クルミ由来)では、WHO/IUISにJug r 1~8のコンポーネントが登録されており、その1つであるJug r 1は貯蔵タンパク質で2Sアルブミンに属し、重篤なアレルギー症状と関連すると報告されている。

 特異的IgE Ana o3(アナ・オー・スリー)(カシューナッツ由来)では、WHO/IUISにAna o 1~3のコンポーネントが登録されており、その1つであるAna o 3はJug r 1と同様、2Sアルブミンに属し、重篤なアレルギー症状に関連すると報告されている。

 ナッツを使用している食品は数多くあり、ナッツに含まれるこれらの2Sアルブミンの特徴は熱や消化に安定で、食品中の含有量は多いとされている。クルミおよびカシューナッツアレルギーは小児のみならず成人にも発症することがあり、また、アナフィラキシーによる重篤な病態に陥ることがあるため、確定診断に用いられる食物負荷試験には危険が伴う。

 Jug r 1およびAna o 3のコンポーネント検査結果は、食物負荷試験の安全実施の一指標となり、原因食物除去を必要最小限に止める一助となる可能性がある。また、これらのコンポーネント検査は特異度が高いため、従来の粗抽出抗原を用いた検査と併用することで、より精度の高い診断に有用と考えられる。

【陽性を示す疾患】

クルミアレルギー

関連疾患

T78.1.10:クルミアレルギー T66-T78:アレルギー等その他の外因による作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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