WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30339 |
食品 Jug r 1 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
FEIA | UA /mL 0.35 未満 |
110 D015 13 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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30339 |
食品 Jug r 1 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
FEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
UA /mL 0.35 未満 |
110 D015 13 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/特異的IgE半定量・定量
- 実施料:110
- 診療報酬区分:D015 13
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
検査項目解説
臨床的意義
クルミ由来のアレルゲンコンポーネント検査である。
特異的IgE検査では主に、粗抽出抗原が用いられており、その中にはさまざまなタンパク質が含まれている。粗抽出抗原の構成成分のうち特定の成分をアレルゲンコンポーネントと呼ぶが、それらにはアレルギーの症状誘発に関連、あるいはアレルゲン特異的な成分が含まれており、それらを個々に検査することは、真のアレルギー起因物質を特定するのに有用とされている。
特異的IgE Jug r1(ジャグ・アール・ワン)(クルミ由来)では、WHO/IUISにJug r 1~8のコンポーネントが登録されており、その1つであるJug r 1は貯蔵タンパク質で2Sアルブミンに属し、重篤なアレルギー症状と関連すると報告されている。
特異的IgE Ana o3(アナ・オー・スリー)(カシューナッツ由来)では、WHO/IUISにAna o 1~3のコンポーネントが登録されており、その1つであるAna o 3はJug r 1と同様、2Sアルブミンに属し、重篤なアレルギー症状に関連すると報告されている。
ナッツを使用している食品は数多くあり、ナッツに含まれるこれらの2Sアルブミンの特徴は熱や消化に安定で、食品中の含有量は多いとされている。クルミおよびカシューナッツアレルギーは小児のみならず成人にも発症することがあり、また、アナフィラキシーによる重篤な病態に陥ることがあるため、確定診断に用いられる食物負荷試験には危険が伴う。
Jug r 1およびAna o 3のコンポーネント検査結果は、食物負荷試験の安全実施の一指標となり、原因食物除去を必要最小限に止める一助となる可能性がある。また、これらのコンポーネント検査は特異度が高いため、従来の粗抽出抗原を用いた検査と併用することで、より精度の高い診断に有用と考えられる。
【陽性を示す疾患】
クルミアレルギー
関連疾患
T78.1.10:クルミアレルギー → T66-T78:アレルギー等その他の外因による作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.