WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07590

T細胞系 CD3CD3

5I067-0000-019-662

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
56~86 %
陽性細胞絶対数
547~2155 /μL

185

D016 2

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

07590

T細胞系 CD3CD3

5I067-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陽性細胞百分率
56~86 %
陽性細胞絶対数
547~2155 /μL

185

D016 2

免疫

2~3日

備考

項目

  • 抗原分布:成熟T細胞(TCRα・β・δに結合)

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

診療報酬

  • 保険名称:細胞機能検査/T細胞サブセット検査(一連につき)
  • 実施料:185
  • 診療報酬区分:D016 2
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「5」の顆粒球スクリーニング検査は、白血球墨粒貪食試験、NBT還元能検査を、「4」の顆粒球機能検査は、化学遊走物質、細菌、光化学反応を用いた検査を、「2」のT細胞サブセット検査は、免疫不全の診断目的に行う検査をいい、いずれも検査方法にかかわらず、一連として算定する。

「T細胞サブセット検査」として免疫不全の診断目的に行なった場合に、検査方法にかかわらず、一連の算定となります。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

検査項目解説

臨床的意義

モノクローナル抗体で検索される、成熟T細胞の表面マーカーである。

 CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。

 CD3抗原は分子量26,000の糖タンパク(γ),22,000の糖タンパク(δ),糖鎖を含まない16,000のタンパク質(ε)などで構成されている。遺伝子は染色体11q23および1q22-q23に存在し、Ti分子と抗原の結合による情報を細胞内へ伝達する機能を持つ。

 CD3は、成熟T細胞のマーカーで、正常末梢血リンパ球の51~87 %および胸腺細胞の65~85 %で検出される。また、CD3陽性細胞は小脳のプルキンエ細胞にも存在する。CD3のモノクローナル抗体はT細胞レセプター関連抗原を識別し、T細胞に対してマイトジェニックに作用する。同時にキラー活性、ヘルパー活性など種々の反応相においてT細胞機能をブロックする。通常CD3は成熟T細胞のマーカーとして用いられる。

 なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。

[抗原分布]
・成熟T細胞(TCRα・β・γ・δに結合)

【高値を示す疾患】

リンパ性白血病急性リンパ性白血病慢性リンパ性白血病

関連疾患

C91:リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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