WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07612 |
その他 CD71 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
07612 |
その他 CD71 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:活性化細胞(T9抗原、トランスフェリンレセプター)
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
検査項目解説
臨床的意義
トランスフェリンの受容体分子。モノクローナル抗体で検索されるT細胞やB細胞などの表面マーカーで、活性化に伴い高発現する。
CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
CD71はS-S結合によるダイマー構造を持つ分子量95,000の膜貫通型の糖タンパクで、その遺伝子は染色体3q26.2-qterに存在する。
CD71は、活性化T/B細胞、活性化マクロファージ、赤芽球などのマーカーである。また、血中で鉄を輸送するタンパク質、トランスフェリンの受容体であり、細胞内に鉄を取り込む際に重要な役割を果たす。CD71抗原は、細胞が鉄を要求する際に発現が高まる。また、骨髄細胞や刺激によって活性化されたリンパ球、あるいは多様な白血病細胞など、活発に代謝を行っている増殖中の細胞に広くCD71の発現がみられる。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・活性化細胞(T9抗原、トランスフェリンレセプター)
【高値を示す疾患】
急性リンパ性白血病
関連疾患
C91.0.16:急性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.