WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07665

その他 抗HLA-DQ
(HLAクラスII-DQ抗原)HLA-DQ

5I682-0000-019-662

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
7~20 %
陽性細胞絶対数
100~411 /μL

2~3日

項目
コード
検査項目

07665

その他 抗HLA-DQ
(HLAクラスII-DQ抗原)HLA-DQ

5I682-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陽性細胞百分率
7~20 %
陽性細胞絶対数
100~411 /μL

2~3日

備考

項目

  • 抗原分布:B細胞サブセット(HLAクラスII-DQ抗原)

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

検査項目解説

臨床的意義

HLAのクラスⅡ抗原である。B細胞サブセットの表面マーカーとして検出される。

 HLA-DQは、ヒト主要組織適合性抗原複合体(MHC)のクラスⅡに分類される抗原である。Α鎖とβ鎖の2つの糖タンパクからなるヘテロ二量体で、その型には高度の多型性が知られている。クラスⅠ抗原(HLA-A,B,Cなど)が、ほとんどの有核細胞表面に発現しているのに対し、クラスⅡ抗原の発現は一部の免疫担当細胞に限られている。

 本検査は、HLAの型を同定するものではなく、HLA-DQ分子を発現する細胞(主にBリンパ球の一部)の数や比率をみるものである。HLA-DQ陽性細胞は、特異的なモノクローナル抗体を用いたフローサイトメトリーにて検出され、腫瘍性に増殖した細胞の性状決定などに応用される。

 HLAの遺伝子はHLA遺伝子複合体と呼ばれ染色体6p21.3に存在する。

 HLA-DQは、末梢血リンパ球の約10 %、扁桃腺のロゼット形成リンパ球の95 %以上、および胸腺細胞の2 %以下に存在する。抗HLA-DQ抗体は大部分の末梢血単球とマイトジェン刺激Tリンパ芽球に弱く反応し、ある種の組織マクロファージ、樹状細胞には強く反応する。抗HLA-DQはB細胞株、および、ある種の骨髄腫や骨髄性白血病とは反応するが、T細胞腫瘍とはまれにしか反応しない。

 なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。

[抗原分布]
・B細胞サブセット(HLAクラスⅡ-DQ抗原)

【高値を示す疾患】

白血病

関連疾患

C95.9.1:白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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