WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07665 |
その他 抗HLA-DQ |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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07665 |
その他 抗HLA-DQ |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:B細胞サブセット(HLAクラスII-DQ抗原)
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
検査項目解説
臨床的意義
HLAのクラスⅡ抗原である。B細胞サブセットの表面マーカーとして検出される。
HLA-DQは、ヒト主要組織適合性抗原複合体(MHC)のクラスⅡに分類される抗原である。Α鎖とβ鎖の2つの糖タンパクからなるヘテロ二量体で、その型には高度の多型性が知られている。クラスⅠ抗原(HLA-A,B,Cなど)が、ほとんどの有核細胞表面に発現しているのに対し、クラスⅡ抗原の発現は一部の免疫担当細胞に限られている。
本検査は、HLAの型を同定するものではなく、HLA-DQ分子を発現する細胞(主にBリンパ球の一部)の数や比率をみるものである。HLA-DQ陽性細胞は、特異的なモノクローナル抗体を用いたフローサイトメトリーにて検出され、腫瘍性に増殖した細胞の性状決定などに応用される。
HLAの遺伝子はHLA遺伝子複合体と呼ばれ染色体6p21.3に存在する。
HLA-DQは、末梢血リンパ球の約10 %、扁桃腺のロゼット形成リンパ球の95 %以上、および胸腺細胞の2 %以下に存在する。抗HLA-DQ抗体は大部分の末梢血単球とマイトジェン刺激Tリンパ芽球に弱く反応し、ある種の組織マクロファージ、樹状細胞には強く反応する。抗HLA-DQはB細胞株、および、ある種の骨髄腫や骨髄性白血病とは反応するが、T細胞腫瘍とはまれにしか反応しない。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・B細胞サブセット(HLAクラスⅡ-DQ抗原)
【高値を示す疾患】
白血病
関連疾患
C95.9.1:白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.