WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08558

曜日指定

免疫グロブリンL鎖Jκ再構成IGK (immunoglobulin kappa locus) J kappa

8C723-9931-019-831

8C723-9931-046-831

8C723-9931-070-831

開栓厳禁

EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1

または

組織
500mg(8mm角)

 

89

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

サザンブロット法

再構成を認めない

2373

D006-6

遺染

14~20日

項目
コード
検査項目

08558

曜日指定

免疫グロブリンL鎖Jκ再構成IGK (immunoglobulin kappa locus) J kappa

8C723-9931-019-831

8C723-9931-046-831

8C723-9931-070-831

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1

または

組織
500mg(8mm角)

 

89

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

サザンブロット法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

再構成を認めない

2373

D006-6

遺染

14~20日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:免疫関連遺伝子再構成
  • 実施料:2373
  • 診療報酬区分:D006-6
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 免疫関連遺伝子再構成は、PCR法、LCR法又はサザンブロット法により、悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病又は慢性リンパ性白血病の診断の目的で検査を行った場合に、6月に1回を限度として算定できる。

■ 「D004-2」悪性腫瘍組織検査の「1」悪性腫瘍遺伝子検査、「D006-2」造血器腫瘍遺伝子検査、「D006-6」免疫関連遺伝子再構成、「D006-14」FLT3遺伝子検査又は「D006-16」JAK2遺伝子検査のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合には、主たるもののみ算定する。

「免疫関連遺伝子再構成」として悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病または慢性リンパ性白血病の診断の目的で検査を行った場合に、6月に1回を限度として算定できます。
「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号89:遺伝子検査用容器

  • 採取量: 7mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 遺伝子検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記のとおり
  • 添加剤: 保存液 2mL
    (RPMI1640,子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査
    (採取量0.5mL),
    遺伝子検査
    (各検査項目の要項に記載)

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 微生物学検査

検査項目解説

臨床的意義

免疫グロブリン再構成のバンドパターンを調べることで、悪性リンパ腫やリンパ性白血病においてクロナリティの有無を鑑別する検査である。

 免疫グロブリン(Ig)は、H鎖とL鎖がそれぞれ2本ずつ集まった4本構造で構成されているタンパク質であり、可変領域(V領域)と定常領域(C領域)からなる。L鎖は、抗原型によってκ型とλ型に区別され、それぞれκ鎖は第2染色体短腕(2p12)に、λ鎖は第22染色体長腕(22q11.2)に座位する。V領域をコードする遺伝子は、H鎖ではV(VH),D(DH),J(JH)の3領域、L鎖では、κ鎖の場合はV(Vκ),J(Jκ)、λ鎖の場合はV(Vλ),J(Jλ)の2領域から構成されている。

 免疫グロブリン遺伝子は、多様な抗原に特異的に対応するために、再編成を行う。B細胞の分化の過程で、IgH鎖においてV断片とDJ断片の間での遺伝子再編成が起こり、続いてIgG鎖においてV断片とJ断片の遺伝子再編成が生じることで細胞表面に免疫グロブリンが発現する。このように抗原特異性はV-D-Jの組み合わせにより決定される。

 本検査では、サザンブロット法により免疫グロブリン再構成のバンドパターンを調べることで、悪性リンパ腫やリンパ性白血病における腫瘍細胞が疑われる患者のクロナリティの有無を鑑別する。

【陽性を示す疾患】

悪性リンパ腫急性リンパ性白血病慢性リンパ性白血病

関連疾患

C85.9.2:悪性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について