WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

09931

曜日指定

IGK (免疫グロブリンL鎖κ) 再構成 《PCR法》IGK (immunoglobulin kappa locus)

8C731-9931-019-955

8C731-9931-046-955

8C731-9931-070-955

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

または

組織
200mg(6mm角)

 

13

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

PCR法/キャピラリー電気泳動法

再構成を認めない

2373

D006-6

遺染

8~11日

項目
コード
検査項目

09931

曜日指定

IGK (免疫グロブリンL鎖κ) 再構成 《PCR法》IGK (immunoglobulin kappa locus)

8C731-9931-019-955

8C731-9931-046-955

8C731-9931-070-955

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

または

組織
200mg(6mm角)

 

13

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

PCR法/キャピラリー電気泳動法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

再構成を認めない

2373

D006-6

遺染

8~11日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:免疫関連遺伝子再構成
  • 実施料:2373
  • 診療報酬区分:D006-6
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 免疫関連遺伝子再構成は、PCR法、LCR法又はサザンブロット法により、悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病又は慢性リンパ性白血病の診断の目的で検査を行った場合に、6月に1回を限度として算定できる。

■ 「D004-2」悪性腫瘍組織検査の「1」悪性腫瘍遺伝子検査、「D006-2」造血器腫瘍遺伝子検査、「D006-6」免疫関連遺伝子再構成、「D006-14」FLT3遺伝子検査又は「D006-16」JAK2遺伝子検査のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合には、主たるもののみ算定する。

「免疫関連遺伝子再構成」として悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病または慢性リンパ性白血病の診断の目的で検査を行った場合に、6月に1回を限度として算定できます。
「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記のとおり
  • 添加剤: 保存液 2mL
    (RPMI1640,子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査
    (採取量0.5mL),
    遺伝子検査
    (各検査項目の要項に記載)

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 微生物学検査

検査項目解説

臨床的意義

悪性リンパ腫やリンパ性白血病において腫瘍細胞のクロナリティを調べる検査で病型の鑑別に有用である。

 免疫グロブリン(Ig)は、H鎖とL鎖がそれぞれ2本ずつ集まった4本構造で構成されているタンパク質であり、可変領域(V領域)と定常領域(C領域)からなる。H鎖は、14染色体長腕(14q32)に座位する。L鎖は、抗原型によってκ型とλ型に区別され、それぞれκ鎖は第2染色体短腕(2p12)に、λ鎖は第22染色体長腕(22q11.2)に座位する。V領域をコードする遺伝子は、H鎖ではV(VH),D(DH),J(JH)の3領域、L鎖では、κ鎖の場合はV(Vκ),J(Jκ)、λ鎖の場合はV(Vλ),J(Jλ)のそれぞれ2領域から構成されている。

 B細胞の分化の過程で、IgH鎖においてD断片とJ断片の連結が起こり、その後V断片とDJ断片の間での遺伝子再編成が起こる。続いてIgG鎖においてV断片とJ断片の遺伝子再編成が生じることで細胞表面に免疫グロブリンが発現する。

 多様な抗原に特異的に対応するリンパ球は、その分化・成熟過程で免疫関連遺伝子の再構成を伴うため、領域の長さや配列が個々の細胞で異なっている。本検査では、この特性を活かし、悪性リンパ腫、リンパ性白血病において腫瘍細胞のクロナリティを判定することが可能であり、炎症性か腫瘍性かの鑑別に有用であると考えられている。

【陽性を示す疾患】

悪性リンパ腫急性リンパ性白血病慢性リンパ性白血病

関連疾患

C85.9.2:悪性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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