WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

27646

曜日指定専用依頼書

NCCオンコパネルシステムOncoGuide NCC oncopanel system

8D001-9957-098-966

8D001-9957-098-966

複数検体

未染スライド

および

EDTA-2K加血液
2

 

30

 

13

 

常温

 

冷蔵

次世代シークエンス法

44000

D006-19

遺染

15~25日

項目
コード
検査項目

27646

曜日指定専用依頼書

NCCオンコパネルシステムOncoGuide NCC oncopanel system

8D001-9957-098-966

8D001-9957-098-966

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

複数検体

未染スライド

および

EDTA-2K加血液
2

 

30

 

13

 

常温

 

冷蔵

次世代シークエンス法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

44000

D006-19

遺染

15~25日

備考

項目

  • 同種造血幹細胞移植歴または臓器移植歴のある方は本検査をお預かりできません。
  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

依頼

  • 専用のシステムを利用するためにあらかじめ登録が必要となります。
  • OncoGuideTM ポータルより『NCCオンコパネル システム専用依頼書』を印刷し、ご利用ください。

検体

  • ※チャート参照:「NCCオンコパネルシステム」提出方法
  • 複数検体でご提出ください。
  • 未染スライドは冷蔵保存も可能です。
  • ブロックおよびパラフィン切片での受託不可。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。
  • 本検査は「*40」へ再委託をいたします.

診療報酬

  • 保険名称:がんゲノムプロファイリング検査
  • 実施料:44000
  • 診療報酬区分:D006-19
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 固形腫瘍の腫瘍細胞又は血液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認又は認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に、検体提出時に患者1人につき1回(以下のイの場合については、血液を検体とする検査を含めて2回)に限り算定できる。ただし、血液を検体とする場合については、以下に掲げる場合にのみ算定できる。

  • ア 医学的な理由により、固形腫瘍の腫瘍細胞を検体としてがんゲノムプロファイリング検査を行うことが困難な場合。この際、固形腫瘍の腫瘍細胞を検体とした検査が実施困難である医学的な理由を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
  • イ 固形腫瘍の腫瘍細胞を検体として実施したがんゲノムプロファイリング検査において、包括的なゲノムプロファイルの結果を得られなかった場合。この際、その旨を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。


■ 標準治療がない固形がん患者又は局所進行若しくは転移が認められ標準治療が終了となった固形がん患者(終了が見込まれる者を含む。)であって、関連学会の化学療法に関するガイドライン等に基づき、全身状態及び臓器機能等から、当該検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した者に対して実施する場合に限り算定できる。

■ がんゲノムプロファイルの解析により得られる遺伝子のシークエンスデータ(FASTQ又はBAM)、解析データ(VCF、XML又はYAML)及び臨床情報等を、患者の同意に基づき、保険医療機関又は検査会社等からがんゲノム情報管理センター(C-CAT)に提出すること。この際、当該データの提出及び二次利用について、患者に対して書面を用いて説明し、同意の有無について診療録及び管理簿等に記載すること。なお、これらの手続きに当たっては、個人情報の保護に係る諸法令を遵守すること。

■ C-CATへのデータ提出又はデータの二次利用に係る同意が得られない場合であっても、当該検査を実施し、算定することができる。その際には同意が得られなかった旨を診療録及び管理簿に記載すること。

■ 医療関係団体が定める「インフォームド・コンセント手順書」を遵守し、患者からの同意取得について適切な手続きを確保すること。

■ 「注2」に係る規定は、固形腫瘍の腫瘍細胞又は血液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認又は認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、次に掲げる抗悪性腫瘍剤による治療法の選択を目的とした検査を実施した際に併せて取得している包括的なゲノムプロファイルの結果を、標準治療後(終了が見込まれる場合も含む。)にエキスパートパネルで検討を行った上で、治療方針等について文書を用いて患者に説明することにより、「B011-5」に掲げるがんゲノムプロファイリング評価提供料を算定する場合に適用する。なお、この場合には(2)から(5)までを満たすこと。この際、診療報酬明細書の摘要欄に、包括的なゲノムプロファイルの結果を併せて取得した検査の実施日を記載すること。
  • ア 肺癌におけるEGFR遺伝子検査、ROS1融合遺伝子検査、ALK融合遺伝子検査、RAS遺伝子検査、HER2遺伝子検査
  • イ 大腸癌におけるRAS遺伝子検査、HER2遺伝子検査、BRAF遺伝子検査
  • ウ 乳癌におけるHER2遺伝子検査
  • エ 固形癌におけるマイクロサテライト不安定性検査
  • オ 肺癌におけるMETex14遺伝子検査
  • カ 悪性黒色腫におけるBRAF遺伝子検査
  • キ 固形癌におけるNTRK融合遺伝子検査、腫瘍遺伝子変異量検査、RET融合遺伝子検査
  • ク 胆道癌におけるFGFR2融合遺伝子検査
  • ケ 卵巣癌又は前立腺癌におけるBRCA1遺伝子及びBRCA2遺伝子検査
  • コ 乳癌におけるAKIT1遺伝子変異検査、PIK3CA遺伝子変異検査、PTEN遺伝子変異検査

固形腫瘍の腫瘍細胞を検体とし、100 以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認または認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に、検体提出時に患者1人につき1回に限り算定できます。
標準治療がない固形がん患者または局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了となった固形がん患者(終了が見込まれる者を含む。)であって、関連学会の化学療法に関するガイドライン等に基づき、全身状態および臓器機能等から、当該検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した者に対して実施する場合に限り算定できます。
医療関係団体が定める「インフォームド・コンセント手順書」を遵守し、患者からの同意取得について適切な手続きを確保する必要があります。
ゲノムプロファイリング検査を行い、得られた包括的なゲノムプロファイルの結果について、当該検査結果を医学的に解釈するための多職種(がん薬物療法に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝医学に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝カウンセリング技術を有する者等)による検討会(エキスパートパネル)での検討を経た上で患者に提供し、治療方針等について文書を用いて患者に説明した場合に患者1人につき1回に限り、がんゲノムプロファイリング評価提供料として12000点が算定できます。

チャート

「NCCオンコパネルシステム」提出方法

容器

容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
    肺癌 ALK融合遺伝子解析

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

Kato, M. et al.: Genome Med. 10, 44, 2018.
Tanabe, Y. et al.: Molecular Cancer 15, 73, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

がんで多く認められる遺伝子変異を次世代シーケンサーを用いて調べる検査である。診断や薬剤の選定に有用である。

 NCCオンコパネルシステムは、2019年6月1日付けで保険適用を受けたOncoGuide.NCCオンコパネルシステムを用いて、日本人のがんで多く認められる遺伝子変異を、次世代シークエンサーを用いて1回の検査で調べることが可能な検査である。

 当該検査では、NRG1遺伝子やRHOA遺伝子など本邦のがん患者で変異が認められる遺伝子も測定対象となっている。小児がんを含む固形がんに起きている遺伝子の変異を網羅的に調べることで、標準治療前の検査では発見されなかった変異を見つけ、他がん種で用いられている診断や抗がん剤の選定など治療方針決定に有用な情報を得ることが可能となる。

 本検査は、標準治療がない固形がん患者または、局所進行もしくは転移が認められ、標準治療が終了となった固形がん患者の固形がん患者を対象とした腫瘍組織の包括的なゲノムプロファイルを取得することを目的としている。また、がんゲノム医療中核拠点病院、拠点病院、がんゲノム医療連携病院およびそれに準ずる医療機関として指定を受けている保険医療機関で実施することができる。

【陽性を示す疾患】

悪性腫瘍

関連疾患

C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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記載内容について