WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13041 |
GenMineTOP がんゲノムプロファイリングシステム8D020-9957-098-966 8D020-9957-098-966 |
複数検体
および
|
30
13 |
冷蔵
冷蔵 |
次世代シークエンス法 | 44000 D006-19 遺染 |
22~27日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13041 |
GenMineTOP がんゲノムプロファイリングシステム8D020-9957-098-966 8D020-9957-098-966 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
複数検体
および
|
30
13 |
冷蔵
冷蔵 |
次世代シークエンス法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
44000 D006-19 遺染 |
22~27日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
依頼
- 専用のシステムを利用するためにあらかじめ登録が必要となります。
- GenMineTOPポータルより『GenMineTOP 専用依頼書』を印刷し、ご利用ください。
- 検体2種類(スライドとEDTA-2K加血液)と、専用依頼書の4枚目【KM検査用】、5枚目【LSI業務用】およびC-CAT IDリストの全てに、事前にお配りしているバーコードを貼付してご提出ください。
検体
- 複数検体でご提出ください。
- ブロックおよびパラフィン切片での受託不可。
- 検体の取り扱いについては、コニカミノルタREALM株式会社「検体作製ガイド」をご参照ください。
検体1
- マクロダイセクションの有無にかかわらず必ずHE染色スライドをご提出ください。
- 腫瘍細胞含有率が20%未満の場合はマクロダイセクションの実施を推奨します。その際はポータル検査依頼画面においてマクロダイセクション「あり」にチェックを入れ、腫瘍細胞含有率が20%以上になるように、HE染色スライドの腫瘍部をマークしてご提出ください。
- 1切片当たり組織面積16mm2以上の場合の枚数です。組織面積16mm2未満の場合は、コニカミノルタREALM株式会社「検体作製ガイド」をご参照ください。
- ホルマリン固定検体は、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります(日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」では、固定は10%中性緩衝ホルマリン溶液を使用し、6~48時間以内などを推奨)。
報告
- GenMineTOPポータルから解析結果がダウンロードできます。
- 本検査は「*59」へ再委託をいたします.
診療報酬
- 保険名称:がんゲノムプロファイリング検査
- 実施料:44000
- 診療報酬区分:D006-19
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
固形腫瘍の腫瘍細胞を検体とし、100 以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認または認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に、検体提出時に患者1人につき1回に限り算定できます。
標準治療がない固形がん患者または局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了となった固形がん患者(終了が見込まれる者を含む。)であって、関連学会の化学療法に関するガイドライン等に基づき、全身状態および臓器機能等から、当該検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した者に対して実施する場合に限り算定できます。
医療関係団体が定める「インフォームド・コンセント手順書」を遵守し、患者からの同意取得について適切な手続きを確保する必要があります。
ゲノムプロファイリング検査を行い、得られた包括的なゲノムプロファイルの結果について、当該検査結果を医学的に解釈するための多職種(がん薬物療法に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝医学に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝カウンセリング技術を有する者等)による検討会(エキスパートパネル)での検討を経た上で患者に提供し、治療方針等について文書を用いて患者に説明した場合に患者1人につき1回に限り、がんゲノムプロファイリング評価提供料として12000点が算定できます。
容器
容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器
- 採取量: -
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
肺癌 ALK融合遺伝子解析
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
参考文献
Kato, M. et al.: Genome Med. 10, 44, 2018.
Kohsaka, S. et al.: Cancer Sci. 110, 1464, 2019.
検査項目解説
臨床的意義
腫瘍組織由来の塩基配列および非腫瘍細胞由来の塩基配列とのペア解析を行うことにより、固形がん患者の診断および治療方針決定の補助として用いられる検査である。
GenMineTOP がんゲノムプロファイリングシステムは、固形がん患者の腫瘍組織検体から抽出したDNAおよびRNAと、同一患者由来の非腫瘍細胞(全血検体)から抽出したDNAを用いて、遺伝子変異情報を解析するプログラムである。
本検査では、腫瘍組織由来の塩基配列および非腫瘍細胞由来の塩基配列とのペア解析を行うことにより、がんの診断や治療に関連する737のがん関連遺伝子(DNA)の変化(塩基置換、挿入/欠失、コピー数異常)の検出結果、RNAの変化(融合遺伝子、エクソンスキッピング)の検出結果およびRNAの発現量の情報の一括取得、腫瘍の遺伝子変異量(Tumor Mutational Burden: TMB)の算出を行い、固形がん患者の診断および治療方針決定の補助として用いられる。
本検査は、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院で実施することができる。
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.