WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13457 |
甲状腺癌マルチCDx遺伝子解析(オンコマイン)8D002-9957-075-966 8D002-9957-070-966 |
または
|
30
27 |
常温
凍-70℃以下 |
次世代シークエンス法 | 検出せず |
包括8000 D004-2 1ロ 遺染 |
7~11日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13457 |
甲状腺癌マルチCDx遺伝子解析(オンコマイン)8D002-9957-075-966 8D002-9957-070-966 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
または
|
30
27 |
常温
凍-70℃以下 |
次世代シークエンス法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
包括8000 D004-2 1ロ 遺染 |
7~11日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
- 検査に当たり、被検者に対し本検査の目的、限界および46種のがん関連遺伝子を解析するなど、本検査の要項を説明し、被検者自身の承諾が文書で得られたことを前提としてご依頼ください。
- コンパニオン診断薬を用いた検査です。
・甲状腺癌(エンコラフェニブおよびビニメチニブ、セルペルカチニブ)
・甲状腺髄様癌(セルペルカチニブ)
依頼
- 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。また、甲状腺癌CDx核酸抽出(項目コード:12857)を併せてご依頼ください。
- 甲状腺髄様癌 MEN2におけるRET解析のご依頼方法については、同じ遺伝子関連検査分野「家族性腫瘍遺伝子解析」のページをご参照ください。
検体
- ブロックおよびパラフィン切片での受託不可。
- 病理組織診断にて腫瘍が認められた部位を本検査で必要な腫瘍細胞含有率が30%以上となるようにマーク(実線で囲む)したHE染色スライドを併せてご提出ください。HE染色スライドの提出がない場合やマークがない場合には、スライド全体を使用します。
- 極小検体の場合は、10枚以上ご提出ください。腫瘍細胞含有率が不足の場合は、偽陰性の可能性があることをご了承願います。
- 強酸による脱灰操作をした検体は検査できません。
- ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。組織検体の推奨固定時間は6~48時間です。微小な組織検体や細胞検体では固定時間の短縮化が望ましいとされています。腫瘍細胞含有率は面積ではなく、全有核細胞に対する総腫瘍細胞数で判断してください。検体の取り扱いについては、日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。
参考
- コンパニオン診断薬などの情報については、PMDAのwebサイトにて最新情報をご確認ください。
診療報酬
- 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が複雑なもの/2項目
- 実施料:包括8000
- 診療報酬区分:D004-2 1ロ
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者から1回に採取した組織等を用いて同一がん種に対して悪性腫瘍遺伝子検査を実施した場合は以下の点数で算定します。
「処理が容易なもの」2項目:4000点、3項目:6000点、4項目以上:8000点。
「処理が複雑なもの」2項目:8000点、3項目以上:12000点。
悪性腫瘍遺伝子検査の算定に当たっては、該当する遺伝子検査を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
容器
容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器
- 採取量: -
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
肺癌 ALK融合遺伝子解析
容器番号27:滅菌スピッツ管
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 微生物学検査
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺癌および甲状腺髄様癌に対する分子標的薬の適応を判定するための補助検査である。
甲状腺癌マルチCDx遺伝子解析は、甲状腺癌および甲状腺髄様癌に対する分子標的薬の適応を判定するための補助検査である。
これまでRET融合遺伝子およびRET遺伝子変異を検出し、RET受容体型チロシンキナーゼ阻害剤(セルペルカチニブ)の適応判定を補助することを目的としていたが、新たに甲状腺癌に対するBRAF V600E変異を検出しエンコラフェニブ(商品名:ビラフトビ(R))およびビニメチニブ(商品名:メクトビ(R))の適応判定の補助を目的とするコンパニオン診断として適応された。
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.