WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13718 |
肺癌マルチCDx MINtS(3遺伝子)8D102-075-966 8D102-099-966 |
または
|
30
27 |
冷蔵
冷蔵 |
次世代シークエンス法 | 包括4000+5000 D004-2 1イ 遺染 |
12~17日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13718 |
肺癌マルチCDx MINtS(3遺伝子)8D102-075-966 8D102-099-966 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
または
|
30
27 |
冷蔵
冷蔵 |
次世代シークエンス法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
包括4000+5000 D004-2 1イ 遺染 |
12~17日 |
備考
項目
- コンパニオン診断薬を用いた検査です。
- チャート参照:「肺癌マルチCDx MINtS(3遺伝子)」遺伝子変異などと関連する医薬品
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
土曜日が休日の場合、金曜日のご提出では報告が通常より1週間遅れます。
依頼
- 『肺癌マルチCDx MINtS 専用依頼書』をご利用ください。研究用途を目的とした6遺伝子を含んだレポートが必要な場合は、肺癌マルチCDx MINtS(研究用)(項目コード:13719)を併せてご依頼ください。
検体
- ブロック作製後3年以内の検体をご提出ください。
- マクロダイセクションの有無にかかわらず必ずHE染色スライドをご提出ください。
- HE染色スライドは腫瘍細胞部分をマークしてご提出ください。検体の腫瘍細胞含有率は10%以上を推奨します。腫瘍細胞含有率が10%に満たないFFPE組織検体はマクロダイセクションを実施しますので、HE染色スライドの腫瘍部分をマークして、未染スライドの枚数を増やしてご提出ください(目安15~20枚)。
- 気管支洗浄液またはブラシ洗浄液は5mL以上、胸水は4mL分注してください。核酸保存液RNAlaterは貴施設にてあらかじめご準備いただき、細胞沈渣に1.5mL添加してください。
- 栄研化学MINtS専用webサイトの「MINtS細胞診検体採取・処理操作マニュアル」および「FFPE検体の提出方法」その他関連情報をあらかじめご確認ください。
- ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。組織検体の推奨固定時間は6~48時間です。微小な組織検体では固定時間の短縮化が望ましいとされています。腫瘍細胞含有率は面積ではなく、全有核細胞に対する総腫瘍細胞数で判断してください。検体の取り扱いについては、日本肺癌学会バイオマーカー委員会編「肺癌患者におけるバイオマーカー検査の手引き」および日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。
参考
- コンパニオン診断薬などの情報については、PMDAのwebサイトにて最新情報をご確認ください。
- 本検査は「*64」へ再委託をいたします.
診療報酬
- 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの/2項目 + 悪性腫瘍遺伝子検査/処理が複雑なもの
- 実施料:包括4000+5000
- 診療報酬区分:D004-2 1イ
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
悪性腫瘍遺伝子検査として、固形腫瘍または悪性リンパ腫の腫瘍細胞を検体とし、悪性腫瘍の詳細な診断および治療法の選択を目的として悪性腫瘍患者本人に対して行った場合に、患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、肺癌における「EGFR変異解析」については、再発や増悪により、2次的遺伝子変異等が疑われ、再度治療法を選択する必要がある場合にも算定できます。
患者から1回に採取した組織等を用いて同一がん種に対して悪性腫瘍遺伝子検査を実施した場合は以下の点数で算定します。
「処理が容易なもの」2項目:4000点、3項目:6000点、4項目以上:8000点。
「処理が複雑なもの」2項目:8000点、3項目以上:12000点。
悪性腫瘍遺伝子検査の算定に当たっては、該当する遺伝子検査を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。
チャート

容器
参考文献
Inoue, Y. et al.: PLOS ONE, 2017, https://doi.org/10.1371/journal.pone.0176525.
検査項目解説
臨床的意義
非小細胞肺癌患者に対する下記分子標的薬の適応判定を補助するための検査である。
肺癌マルチCDx MINtS(3遺伝子)は、非小細胞肺癌患者に対する下記分子標的薬の適応判定を補助するための検査である。
本検査は次世代シークエンス法を用いるコンパニオン診断システムで、非小細胞肺癌のEGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、BRAF遺伝子変異(p.V600E)の3種の遺伝子を検出する。 また研究用途を目的とした6遺伝子、ROS1融合遺伝子、MET遺伝子変異(エクソン14スキッピング)、RET融合遺伝子、KRAS遺伝子変異、HER2遺伝子変異、NTRK1融合遺伝子も報告可能である。
【陽性を示す疾患】
非小細胞肺癌
関連疾患
C34.9.26:非小細胞肺癌 → C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.