WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00702

虫卵(集卵) [糞便検査]ova, parasites (concentration) [feces]

1B015-0000-015-701

糞便
親指頭大

29

冷蔵

浮遊法(沈澱法)

(-)

15

D003 1

尿便

2~3日

項目
コード
検査項目

00702

虫卵(集卵) [糞便検査]ova, parasites (concentration) [feces]

1B015-0000-015-701

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
糞便
親指頭大

29

冷蔵

浮遊法(沈澱法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

(-)

15

D003 1

尿便

2~3日

備考

方法

  • 虫卵の種類を指定された場合には最適な検査方法で行います。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:糞便検査/虫卵検出(集卵法)(糞便)
  • 実施料:15
  • 診療報酬区分:D003 1
  • 判断料区分:尿・糞便等検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 糞便中の細菌、原虫検査は、「D017」排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査により算定する。

実施料は排泄物、滲出物または分泌物の「細菌顕微鏡検査」として算定します。

容器

容器番号29:採便容器

  • 採取量: 3~5g
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 糞便検査

参考文献

朝見敬三: 寄生虫卵(日常検査シリーズ3), 医学書院, 東京, 1972.

検査項目解説

臨床的意義

便中の寄生虫卵を顕微鏡で調べ、判定する検査である。より迅速・的確な診断には海外渡航歴の情報が役立つ。

 本検査は、人体内部に生棲している寄生虫の存在を、糞便中の虫卵を見ることで判定する検査である。

 直接塗抹法は、非常に産卵数が多い寄生虫卵(回虫卵など)の検出に適している。

 虫卵が少ない、あるいは一般に産卵数の少ない寄生虫の場合や、小型寄生虫などの場合は集卵法を用いる。集卵法には浮遊法と遠心沈殿法があり、浮遊法は鉤虫卵、東洋毛様線虫卵(糞便質より比重が軽い虫卵)の検出に、遠心沈殿法は鞭虫卵、吸虫卵(比重の高い虫卵)の検出に適している。

 検体の提出時に、病歴(海外渡航歴の有無や渡航先、食生活など)の添付があると、より焦点を絞った的確な検索が行われやすい。

【陽性を示す疾患】

寄生虫症

関連疾患

B89.1:寄生虫症 B85-B89:動物寄生症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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