WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00716

虫体鑑別 [糞便検査]parasite [feces]

1B020-0000-099-701

虫体

44

冷蔵

肉眼/鏡検法

23

D003 3

尿便

2~3日

項目
コード
検査項目

00716

虫体鑑別 [糞便検査]parasite [feces]

1B020-0000-099-701

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
虫体

44

冷蔵

肉眼/鏡検法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

23

D003 3

尿便

2~3日

備考

検体

  • 検体は、乾燥させないでください。

日数

  • 検出される寄生虫の種類により、さらに鑑別に日数を要する場合があります。

診療報酬

  • 保険名称:糞便検査/虫体検出(糞便)
  • 実施料:23
  • 診療報酬区分:D003 3
  • 判断料区分:尿・糞便等検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 糞便中の細菌、原虫検査は、「D017」排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査により算定する。

容器

容器番号44:組織片容器

  • 容量: 10mL・30mL・50mL・100mL
  • 添加剤: ホルマリン液を入れてご提出ください.遺伝子検査にも用いる場合は,10%中性緩衝ホルマリン液が推奨されています.
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 病理組織検査

参考文献

横川 定, 他: 人体寄生虫学提要, 菊屋書房, 東京, 1974.

検査項目解説

臨床的意義

糞便から鏡検法で肉眼的に回虫、条虫、アニサキス、糞線虫などの寄生虫を調べる検査である。

 ヒトに感染する寄生虫は、国内では約100種類が知られており、原虫と蠕虫の2種類に分類される。

 寄生虫疾患の症状は多様であり間違いなく寄生虫症と確定できる症状は存在しない。便中の寄生虫検査は下痢や腹痛が持続する場合に行われる。

 検査を実施するための大切な情報として注意を払うべき点は食物摂取歴(特に生もの),熱帯地方への海外渡航歴や居住歴、他に末梢血好酸球の増加、免疫不全の有無、肝臓や皮下組織などの腫瘤の有無などが挙げられる。

 便を材料とした本法は直接的な検査法で肉眼的に寄生虫を調べ回虫、条虫、アニサキス、糞線虫などを見つけることが可能である。1回が陰性であっても再検査を行うことで検出感度が上昇する。

【陽性を示す疾患】

条虫症回虫症糞線虫症アニサキス症

関連疾患

B68.9.1:条虫症 B65-B83:蠕虫症
B77:回虫症 B65-B83:蠕虫症
B78.9.1:糞線虫症 B65-B83:蠕虫症
B81.0:アニサキス症 B65-B83:蠕虫症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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