WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00792

蛋白定量 [腹水・胸水・穿刺液検査]protein, quantitative [puncture fluid]

1Z010-0000-040-271

穿刺液
1

27

冷蔵

ピロガロールレッド法/ビューレット法

g/dL

滲出液 4.0 以上
漏出液 2.5 以下

包括11

D007 1

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

00792

蛋白定量 [腹水・胸水・穿刺液検査]protein, quantitative [puncture fluid]

1Z010-0000-040-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
穿刺液
1

27

冷蔵

ピロガロールレッド法/ビューレット法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

g/dL

滲出液 4.0 以上
漏出液 2.5 以下

包括11

D007 1

生Ⅰ

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/総蛋白
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「4」の蛋白分画、「1」の総蛋白及びアルブミン(BCP改良法・BCG法)を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。

「蛋白分画」、「総蛋白」、「アルブミン」を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。

容器

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 微生物学検査

検査項目解説

臨床的意義

腹水・胸水などの穿刺液中のタンパク質量を測定することにより、浸出液か漏出液かを判定する検査である。

 本検査は、腹水および胸水などの穿刺液が、滲出液なのかを推測するための検査である。

 一般に浸出液(滲出液)は漿膜の炎症により出現し、繊維素を多量に含む上、多核系白血球やリンパ球を含む。これに対し漏出液は非炎症性の原因により現れ、微量の繊維素を含みタンパク質量は浸出液に比べ少なく中皮細胞や組織球を含む。

 以下に穿刺液の性状と想起すべき疾患を列挙する。

[胸水]

  • 浸出液:急性・慢性胸膜炎(結核性・ウイルス性・真菌性など)
  • 漏出液:ネフローゼ症候群、うっ血性心不全、肝硬変、粘液水腫
[腹水]
  • 浸出液:急性腹膜炎、癌性腹膜炎、結核性腹膜炎
  • 漏出液:ネフローゼ症候群、うっ血性心不全、肝硬変、門脈閉塞など

【高値を示す疾患】

[浸出液]
腹膜炎胸膜炎
[漏出液]
うっ血性心不全肝硬変症ネフローゼ症候群

関連疾患

K65.9.6:腹膜炎 K65-K67:腹膜の疾患
R09.1:胸膜炎 R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
I50.0.1:うっ血性心不全 I30-I52:その他の心疾患
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 N00-N08:糸球体疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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