WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05049 |
アポ蛋白E表現型 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
等電点電気泳動法 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
05049 |
アポ蛋白E表現型 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
等電点電気泳動法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
備考
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Kataoka, S. et al.: Clin. Chem. 40, 11, 1994.
検査項目解説
臨床的意義
リポ蛋白の構成成分である。Ⅲ型高脂血症で表現型E2を、アルツハイマー病では表現型E4を発現しているケースが多い。
アポ蛋白Eには遺伝的多型性が認められ、ε2,ε3,ε4の3種が複対立遺伝子として遺伝子頻度においてそのほとんどを占める。これらの遺伝子はそれぞれアポE2,E3,E4のアイソタイプタンパク質をコードしており、その生理的機能はレセプターを介して脂質代謝における重要な役割を担うとされている。
野生型であるとされるE3と比較してE2のレセプターに対する親和性は低下しており、triglyceride-rich remnant particlesの異化を遅延させるとされる。Ⅲ型高脂血症患者の約90 %はアポE2ホモ表現型のE2/E2型を有すると報告されている。
一方、アルツハイマー型認知症(AD)患者では、アポE4の遺伝子頻度が有意に高いことが知られており、E4はAmyloid precursor proteinやpresenilin 1、2とならんでAD発症に関わる遺伝子産物のひとつとされている。
日本人一般人口におけるアポ蛋白E表現型の頻度は以下のとおりである。
E2/3:12.0 %
E2/4:1.0 %
E3/3:71.0 %
E3/4:15.0 %
E4/4:1.0 %
(多田正人:医学検査1996より引用)