WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04558

曜日指定

多発性骨髄腫解析
(MMA)《CD38ゲーティング法》

ヘパリン加血液
5

または

 

骨髄液
1

10

 

指定容器 

22

常温

 

 

常温

フローサイトメトリー法

1940

D005 15

血液

2~3日

項目
コード
検査項目

04558

曜日指定

多発性骨髄腫解析
(MMA)《CD38ゲーティング法》

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
ヘパリン加血液
5

または

 

骨髄液
1

10

 

指定容器 

22

常温

 

 

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

1940

D005 15

血液

2~3日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)
  • チャート参照:「多発性骨髄腫解析」マーカーの組み合わせと意義

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「細胞形態検査」中分類共通の特記事項

  • 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/造血器腫瘍細胞抗原検査(一連につき)
  • 実施料:1940
  • 診療報酬区分:D005 15
  • 判断料区分:血液学的検査

検査に当たって用いたモノクローナル抗体の種類、回数にかかわらず、一連の算定となります。

白血病細胞または悪性リンパ腫細胞の表面抗原または細胞内抗原の検索を実施して病型分類を行った場合に算定できます。

チャート

「多発性骨髄腫解析」マーカーの組み合わせと意義

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記のとおり
  • 添加剤: 保存液 2mL
    (RPMI1640,子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査
    (採取量0.5mL),
    遺伝子検査
    (各検査項目の要項に記載)

参考文献

東 克巳: Med. Technol. 35, 1281, 2007.

検査項目解説

臨床的意義

CD38を細胞表面抗原とし、フローサイトメトリーを用いてMMの解析を行う検査である。

 多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)は、骨髄中で免疫グロブリン(Ig)を産生する形質細胞がB細胞から分化する過程でがん細胞化し、血中に単クローン性のIgを無秩序に分泌する疾患である。

 CD38抗原は、分子量45,000の糖タンパクで、未分化のリンパ球系細胞の分化とアポトーシスに関与している。

 本検査は、まず、CD38強陽性細胞をマーカーにして形質細胞を識別し、各種抗体を反応させる。続いて、反応した細胞をフローサイトメトリーを用いて分類し、細胞の成熟度を判定する。CD38抗原は、骨髄腫細胞に発現しているため、CD38抗原を用いてMMの判定を行う。しかし、CD38抗原は形質細胞に特異的なマーカーではないため、他フローサイトメトリー法の併用などを行い、CD38抗原によるゲーティング領域の適正を判断する場合もある。

【高値を示す疾患】

多発性骨髄腫

関連疾患

C90.0.5:多発性骨髄腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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