WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05701

骨髄球系 CD15
(Lewis X)

5I104-0000-019-662

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
4 % 以下
陽性細胞絶対数
109 /μL 以下

2~3日

項目
コード
検査項目

05701

骨髄球系 CD15
(Lewis X)

5I104-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陽性細胞百分率
4 % 以下
陽性細胞絶対数
109 /μL 以下

2~3日

備考

項目

  • 抗原分布:顆粒球、ホジキン病

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

検査項目解説

臨床的意義

モノクローナル抗体で検索される顆粒球の細胞表面マーカーである。単球系細胞との鑑別に有用である。

 CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。

 CD15抗原の本体はSSEA-1(発生段階特異的胎児性抗原)と呼ばれる糖鎖であり、CD62がそのリガンドとなる。また、糖鎖抗原であるので特定の遺伝子は存在しない。

 CD15は、顆粒球、CFU-GM、単球などのマーカーで、末梢血の成熟好酸球と好中球の95 %以上に発現する。また、循環血中単球にも低密度に発現している。

 CD15のモノクローナル抗体は、多くの急性および慢性骨髄性白血病細胞、ホジキン病のReed-Sternberg細胞や顆粒球と反応する。組織マクロファージや組織球とはほとんど反応しない。

 CD15は、単球系と顆粒球系の細胞の鑑別に用いられる。

 なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。

[抗原分布]
・顆粒球

【高値を示す疾患】

ホジキン<Hodgkin>リンパ腫急性骨髄性白血病慢性骨髄性白血病

関連疾患

C81:ホジキン<Hodgkin>リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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