検査項目解説検査項目解説

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入力コード 26225 
項目名 25-OHビタミンD分画
vitamin D,25-OHfractionation
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
LC-MS/MS
検査材料 
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01 ※チャート欄参照
凍結
報告所要日数
6~12日
基準値  
ng/mL

D2 12.1 以下

D3 5.5~41.4

臨床的
意義 
ビタミンDの代謝産物、総ビタミンD量を反映する指標をD2とD3に分画。骨形成に関与し、不足すると、クル病、骨軟化症となる。
   ビタミンD(V-D)は骨代謝を司る脂溶性ビタミンである。
 V-DにはV-D2とV-D3があり、植物にはV-D2が含まれるが、機能や生理学的活性にはほとんど差が無く、食餌により両方が摂取される。また、ヒトを含め動物は日光による紫外線照射により皮膚でV-D3を生合成する。V-Dは、体内に入るとまず肝臓で側鎖の25位が水酸化され25-hydroxy-vitamin D(25-OH-D)となり、続いて腎で1位または24位が水酸化されて1α, 25-dihydroxy-vitamin D[1α, 25(OH)2-D]や24, 25-dihydroxy-vitamin D[24, 25(OH)2-D]に代謝される。
 VDは25-hydroxylaseにより体内で急速に代謝を受け25-OH-Dに変換されるが、それ自体は生理活性をほとんど持たない。ビタミンD自体は代謝や脂肪組織への移行などにより血中濃度が大きく変動するため、一般にはあまり測定されない。おもにその代謝物が測定されるが、特に25-OH-Dはその状態を反映するので、VDの代わりに測定され、VD欠乏症などの栄養状態の診断にも用いられる。
 1α, 25(OH) 2-Dは V-D受容体との親和性が最も強く、生理学的活性も高いので、一般に活性型V-Dと呼ばれ、主に活性型V-D投与による治療効果判定に用いられる。
 通常ビタミンDは結合蛋白質と結合して血中を循環し、最終的には胆汁中に排泄される。このため、肝疾患等による胆汁分泌低下や、25-hydroxylaseの活性低下により低値になることがある。また、ビタミンDは脂溶性のため、胆汁分泌不良では吸収障害のため低値となる。
 V-Dの作用は血中のカルシウム濃度上昇にあり、ビタミンD不足により小児ではクル病、成人では骨軟化症をきたすため、25-OH-Dの測定が不可欠とされている。
 なお、25-OH-Dは夏に高く冬に低いという季節変動が認められるが、日照時間の差が理由と考えられている。
高値を示す病態 
ビタミンD過剰症
(ビタミンD大量投与などによる)
低値を示す病態 
クル病、骨軟化症、肝硬変、胆汁分泌不良、ネフローゼ症候群、未熟児、吸収不良症候群
関連項目 1α,25-(OH)2ビタミンD, カルシウム(Ca), カルシトニン(CT), 副甲状腺ホルモンintact(PTH-intact), オステオカルシン(BGP) 〈血清〉, 副甲状腺ホルモンwhole(whole PTH),
チャート 

ビタミンDの代謝経路

容  器 
提出容器

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