WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04014 |
馬尿酸 |
|
25 |
4週 冷蔵 |
LC-MS | g/L |
4~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04014 |
馬尿酸 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
4週 冷蔵 |
LC-MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
g/L |
4~5日 |
備考
検体
- [検体採取時期] 採取日は連続した作業日の2日目以降。
「産業衛生関連検査」中分類共通の特記事項
- 尿検体で複数項目の「産業衛生関連検査」をご依頼の場合は、25番容器で尿6mLをご提出ください。
作業終了の2時間前に一度排尿し、その後は排尿せずに、作業終了後に採尿したものをご提出ください。
[ご参考]「産業衛生関連検査一覧」(チャート参照)を掲載しています。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
参考文献
労働省労働基準局労働衛生課(監修): 有機溶剤健康診断のすすめ方, 135, (社)全国労働衛生団体連合会事務局, 東京, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
厚生労働省有機溶剤中毒予防規則で指定された、トルエン(馬尿酸)の作業従事者向けの検査である。
馬尿酸(HA)は、有機溶剤であるトルエンの代謝物である。トルエンの主な吸収経路は吸入であり、80 %が安息香酸に代謝され、次いでグリシン抱合を受け、馬尿酸として尿中へ排泄される。トルエンの未代謝物としての尿中への排泄はほとんどない。
『労働安全衛生法 有機溶剤中毒予防規則(H26)』で指定の、トルエン作業従事者で測定が行われる検査である。トルエン使用者の暴露指標として用いられ、勤務終了時に採取する。非芳香族系溶媒に関しては、別項目で検査が必要である。
色々な果物(ベリーやプラム類など)や、食品添加剤に用いられる安息香酸ナトリウムの摂取により高値になることがあるので注意を要する。
【高値を示す疾患】
有機溶剤の毒作用,危険因子への職業的曝露
備考
- チャート参照:馬尿酸の代謝経路
関連疾患
T52:有機溶剤の毒作用 → T51-T65:薬用を主としない物質の毒作用
Z57:危険因子への職業的曝露 → Z55-Z65:危険因子への曝露
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.