WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04789

副甲状腺ホルモン関連蛋白intact
(PTHrP-intact)parathyroid hormone-related protein, intact

4C034-0000-022-006

血液
2

冷遠

 

血漿
0.5

08

 

02

 

 

4カ月

IRMA(ビーズ固相法)

pmol/L

1.1 未満

包括186

D008 38

生Ⅱ

5~7日

項目
コード
検査項目

04789

副甲状腺ホルモン関連蛋白intact
(PTHrP-intact)parathyroid hormone-related protein, intact

4C034-0000-022-006

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

冷遠

 

血漿
0.5

08

 

02

 

 

4カ月

IRMA(ビーズ固相法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pmol/L

1.1 未満

包括186

D008 38

生Ⅱ

5~7日

備考

検体

  • 血清は検査不可。
  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。

容器

  • 専用容器(EDTA・アプロチニン入り)はあらかじめご依頼ください。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)
  • 実施料:包括186
  • 診療報酬区分:D008 38
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

■ 「36」の副甲状腺ホルモン関連蛋白C端フラグメント(C-PTHrP)又は「38」の副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)は、高カルシウム血症の鑑別並びに悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症に対する治療効果の判定のために測定した場合に限り算定する。

「副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)」として、高カルシウム血症の鑑別ならびに悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症に対する治療効果の判定のために測定した場合のみ算定できます。

容器

容器番号08:アプロチニン容器

  • 採取量: 2mL・3mL
  • 添加剤: EDTA-2Na,
    アプロチニン
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: hANP

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

福本誠二, 他: ホルモンと臨床 40, 1309, 1992.

検査項目解説

臨床的意義

悪性腫瘍から産生され、高カルシウム血症をもたらすタンパク質である。

 副甲状腺ホルモン関連タンパク(parathyroid hormone-related peptide:PTHrP)は、141個のアミノ酸からなり、PTH(副甲状腺ホルモン)様作用により高カルシウム血症をもたらすタンパク質である。

 高カルシウム血症の原因には、一般に原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍による高カルシウム血症(humoral hypercalcemia of malignancy:HHM)が知られている。HHMの原因物質として、腫瘍組織によるPTH-rPの分泌亢進が高頻度に関与している。また、HHMをもたらす疾患として成人T細胞性白血病(adult t-cell leukemia:ATL)が知られている。

 高カルシウム血症を正確に判断するためには補正カルシウム値を求める。これは悪性腫瘍患者では低アルブミン血症を起こすことがあり、血清カルシウム値が見かけ上低めに出ることがあるためで、血清アルブミン値が4 g/dL以下の場合は、次式によって評価する。

[補正カルシウム値]

補正カルシウム値
=測定カルシウム値+(4-アルブミン値)

【高値を示す疾患】

高カルシウム血症

関連疾患

E83.5.5:高カルシウム血症 E70-E90:代謝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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