WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01066 |
ヒト絨毛性ゴナドトロピン 〈血清〉 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA | mIU/mL |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01066 |
ヒト絨毛性ゴナドトロピン 〈血清〉 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mIU/mL |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
依頼
- 妊娠の有無、妊娠週数を必ず明記してください。
基準
- チャート参照:「HCG」基準値
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定量
- 実施料:包括130
- 診療報酬区分:D008 18
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
「HCG定性」「遊離HCG-β」を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定できます。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
斉藤 裕, 他: ホルモンと臨床 40, 651, 1992.
検査項目解説
臨床的意義
胎盤絨毛細胞から分泌される性腺刺激ホルモンである。妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は、胎盤絨毛細胞から分泌される分子量約38,000の性腺刺激ホルモンである。αとβの2つのサブユニットからなり、αサブユニットは他の下垂体前葉ホルモンのものと共通である。妊娠によって大量に分泌され、妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに広く用いられる。
現在用いられている検査法では、排卵後10日程度で検出されはじめ、妊娠9~12週くらいまで急速に上昇する。画像診断と併せてHCGを測定し、正常妊娠か、胞状奇胎や子宮外妊娠かを鑑別するのに有用である。
胞状奇胎ではHCGは高値を示すが、ヒト胎盤性ラクトゲン(HPLは)一般に低値である。絨毛癌ではβ-HCGが産生されることが多いので同時に測定することが望ましい。
絨毛性疾患以外でも、異所性HCG産生腫瘍として卵巣癌、胃癌、肺癌などのマーカーにも使われることがある。
【高値を示す疾患】
胞状奇胎,絨毛性疾患,妊娠
【低値を示す疾患】
子宮外妊娠,切迫流産,早産
関連疾患
Z33.1:妊娠 → Z30-Z39:妊娠による影響
O01.9.1:胞状奇胎 → O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
O01.9.2:絨毛性疾患 → O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
O60.1:早産 → O60-O75:早産
O00:子宮外妊娠 → O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
O20.0.1:切迫流産 → O20-O29:母体障害
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.