WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05609

子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼneutrophil elastase

3B200-0000-058-062

 

 

子宮頸管粘液

指定容器 

 

71

 

12週

LA(ラテックス凝集比濁法)

μg/mL

1.60 以下

116

D004 8

尿便

2~3日

項目
コード
検査項目

05609

子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼneutrophil elastase

3B200-0000-058-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

 

子宮頸管粘液

指定容器 

 

71

 

12週

LA(ラテックス凝集比濁法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

1.60 以下

116

D004 8

尿便

2~3日

備考

検体

  • 必ず専用の採取器具を用い、抽出・濾過検体をご提出ください。
  • 検体採取は腟洗浄前に行ってください。

診療報酬

  • 保険名称:穿刺液・採取液検査/顆粒球エラスターゼ(子宮頸管粘液)
  • 実施料:116
  • 診療報酬区分:D004 8
  • 判断料区分:尿・糞便等検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「8」の顆粒球エラスターゼ(子宮頸管粘液)は、絨毛羊膜炎の診断のために妊娠満22週以上満37週未満の妊婦で切迫早産の疑いがある者に対して行った場合に算定する。

絨毛羊膜炎の診断のために妊娠満22週以上、満37週未満の妊婦で切迫早産の疑いがある者に対して行った場合に算定できます。

容器

容器番号71:顆粒球エラスターゼ用容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: 抽出液
    (リン酸バッファー)
  • 保管方法:冷蔵
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ

参考文献

北村 光, 他: 機器・試薬 21, 357, 1998.
高田竜二, 他: 医学と薬学 33, 979, 1995.

検査項目解説

臨床的意義

切迫流産や前期破水の早期診断マーカーである。子宮頚管炎や腟炎でも上昇する。

 顆粒球エラスターゼは、好中球(顆粒球)に含まれるプロテアーゼの一種で、細菌感染などの炎症時に放出され、異物の破壊処理などに重要な役割を果たす。

 産婦人科領域において比較的頻繁に遭遇する頚管炎や腟炎は、主に細菌感染に起因するものであり、絨毛羊膜炎を発症し切迫流産や前期破水の原因ともなる。子宮頚管粘液中顆粒球エラスターゼはこれらを早期に発見するマーカーであり、CRPのような全身性の炎症マーカーに比べ局所の炎症状態を反映する長所がある。

 特に切迫早産発生の約2週間前より高値となるため、これを早期に発見し適切な処置を講ずるための有用な判断材料となる。

【高値を示す疾患】

子宮頚管炎切迫流産

関連疾患

N72.2:子宮頚管炎 N70-N77:女性骨盤臓器の炎症性疾患
O20.0.1:切迫流産 O20-O29:母体障害
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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