WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08049 |
ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白 |
遠心
|
01 ↓
02 |
1カ月 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | ng/mL 5.0 以下 |
131 D007 36 生Ⅰ |
2~8日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
08049 |
ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
1カ月 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 5.0 以下 |
131 D007 36 生Ⅰ |
2~8日 |
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量
- 実施料:131
- 診療報酬区分:D007 36
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
「H-FABP」、「ミオグロビン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。
急性心筋梗塞の診断を目的に用いた場合のみ算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
奥田優子, 他: 日本臨床検査自動化学会会誌 35, (3), 283, 2010.
検査項目解説
臨床的意義
遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与する低分子タンパク質である。心筋に特異的で、早期における急性心筋梗塞の診断指標となる。
脂肪酸結合蛋白(FABP)は、遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与する分子量約15,000の低分子可溶性タンパク質である。
FABPには臓器特異的なアイソフォーム(心筋型,肝臓型,小腸型)の存在が認められる。このうち心筋型(heart-type:H)-FABPは主に心筋細胞脂質に局在し、骨格筋や他の組織における含量が少ないことから、心筋障害の優れた指標になると考えられる。
心筋虚血に伴う心筋細胞障害時に、H-FABPは同様の心筋マーカーであるCK-MBに先駆けて速やかに血中へ逸脱し、5~10時間でピークに達することが知られている。
このため、急性心筋梗塞(AMI)の早期診断、また、上昇時期・ピーク到達時期の異なるCK-MBとの同時測定が可能であることから、組み合わせによるAMI診断効率の向上に有用である。
【高値を示す疾患】
急性心筋梗塞
関連疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 → I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.