WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 9 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26733

抗ガラクトース欠損IgG抗体
(CA・RF)anti-galactosyl IgG antibody

5G166-0000-023-052

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

1カ月

CLEIA

AU/mL

6.0 未満

111

D014 8

免疫

3~5日

項目
コード
検査項目

26733

抗ガラクトース欠損IgG抗体
(CA・RF)anti-galactosyl IgG antibody

5G166-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

1カ月

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

AU/mL

6.0 未満

111

D014 8

免疫

3~5日

備考

  • 本検査は「*37」へ再委託をいたします.

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗ガラクトース欠損IgG抗体定量
  • 実施料:111
  • 診療報酬区分:D014 8
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「2」のリウマトイド因子(RF)定量、「8」の抗ガラクトース欠損IgG抗体定性、同定量、「9」のマトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)、「15」のC1q結合免疫複合体、「25」のモノクローナルRF結合免疫複合体及び「26」のIgG型リウマトイド因子のうち3項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの2つに限り算定する。

■ 「8」の抗ガラクトース欠損IgG抗体定性、同定量は、ECLIA法又はレクチン酵素免疫測定法による。なお、「2」のリウマトイド因子(RF)定量を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

■ 抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は同定量

  • ア 「24」の抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は同定量は、以下のいずれかの場合に算定できる。
    • (イ) 関節リウマチと確定診断できない者に対して診断の補助として検査を行った場合に、原則として1回を限度として算定できる。ただし、当該検査結果が陰性の場合においては、3月に1回に限り算定できる。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、検査値を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
    • (ロ) (イ)とは別に、関節リウマチに対する治療薬の選択のために行う場合においては、患者1人につき原則として1回に限り算定する。ただし、臨床症状・検査所見等の変化を踏まえ、再度治療薬を選択する必要がある場合においては、6月に1回に限り算定できる。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、その医学的な必要性を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
  • イ 「24」の抗シトルリン化ペプチド抗体定性、同定量、「8」の抗ガラクトース欠損IgG抗体定性、同定量、「9」のマトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)、「15」のC 1q結合免疫複合体、「25」のモノクローナルRF結合免疫複合体及び「26」のIgG型リウマトイド因子のうち2項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの1つに限り算定する。

「リウマチ因子定量」、「IgG型リウマチ因子」、「CA・RF」および「MMP-3」のうち3項目以上を併せて実施した場合には、主たる2項目のみ算定ができます。
「CA・RF」と「リウマチ因子定量」を同時に測定した場合は、主たるもののみ算定ができます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

山田雄二, 他: 基礎と臨床 31, 81, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

関節リウマチにおいて血中に増加する抗体を測定する検査である。RFよりも活動性を鋭敏に反映し、高い陽性率を示すといわれている。

 抗ガラクトース欠損IgG抗体は、関節リウマチ(RA)患者血中のIgG糖鎖の構造解析の成果をもとに確立されたリウマチ因子を検出する検査である。

 RA患者由来のIgG糖鎖は、健常者のIgGに比べてガラクトースが顕著に欠損しており、こうした構造異常がRAの発症やリウマチ因子の産生に関与する可能性が示唆されている。

 ガラクトース欠損IgGはRA患者血中に出現するリウマチ因子のより良いreactantと考えられる。これに加えて、自己抗体としての免疫グロブリンに、共通の糖鎖部分を認識するビオチン化レクチンの結合を介したアビジン-ビオチン系酵素免疫測定法を採用することにより、IgMだけでなく、全てのグロブリンクラスのリウマチ因子検出が可能になっている。

 抗ガラクトース欠損IgG抗体は、従来法に比べて陽性率が高く、RA活動性との良好な相関を示し、早期RAや、従来法にて陰性のセロネガティブRA患者の診断、RA患者の疾患活動性の評価に有用な指標として用いられている。

【高値を示す疾患】

関節リウマチ

関連疾患

M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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