検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2020年5月2日時点の情報です。

入力コード 06803  統一コード 5G555 
項目名 抗LKM-1抗体(抗肝腎マイクロゾーム-1抗体)
antiliver/kidney microsome type 1 antibody
実施料
221
判断料区分 免疫 
健康保険名称  自己抗体検査/抗LKM-1抗体 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
3~9日
基準値  

陰性(-)

index 17.0 未満

臨床的
意義 
Ⅱ型自己免疫性肝炎患者に特異的に検出される自己抗体。PBCやⅠ型自己免疫性肝炎との鑑別に用いられる。
   抗LKM-1(liver/kidney microsome type 1)抗体は、Ⅱ型自己免疫性肝炎(Ⅱ型AIH)患者に特異的に検出される自己抗体である。

 慢性肝疾患において、その原因が肝炎ウイルスか、あるいは自己免疫的機序によるものかを判別することは、治療方針として肝免疫能へのアプローチの点で180度異なるため、極めて重要である。

 抗核抗体(ANA)陽性所見に特徴づけられるclassicalなAIH(Ⅰ型AIH)は、一般に中年以降の女性に好発し、病態の進展も緩徐である。これに対して、Ⅱ型 AIHの多くは、より若年者においてみられ、しばしば急速に重篤化することから、早期の診断・治療が求められる。また、ラット腎切片を用いた間接蛍光抗体法では、自己免疫疾患である原発性胆汁性肝硬変(PBC)でみられる抗ミトコンドリア抗体(AMA)の染色パターンが、抗LKM-1抗体のそれにやや類似しているという。よってPBCと、Ⅱ型 AIHを確実に鑑別するうえでも抗LKM-1抗体の測定が重要と考えらる。

 本検査は、抗LKM-1抗体の主要対応抗原である「チトクロームP450ⅡD6」のリコンビナント蛋白を用いたEIA法によっている。本抗体を特異的かつ定量的に測定可能であり、自己免疫的機序を疑う肝疾患患者の鑑別に有用である。
高値を示す病態
Ⅱ型自己免疫性肝炎
関連項目 AST(GOT), ALT(GPT), ALP(アルカリフォスファターゼ), γ-GT(γ-GTP)(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ), 抗核抗体(ANA), 抗セントロメア抗体, 抗ミトコンドリア抗体, 抗平滑筋抗体, 抗ミトコンドリアM2抗体,
備  考

判定保留17.0≦,<50.0

陽性50.0≦

算定備考

ウイルス肝炎、アルコール性肝障害および薬剤性肝障害が否定され、かつ抗核抗体陰性の自己免疫性肝炎が強く疑われる患者を対象として測定した場合のみ算定できます。

検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に抗核抗体陰性を確認した年月日を記載する必要があります。

容  器 
提出容器

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