検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 03000  統一コード 3D046 
項目名 HbA1c(NGSP)
glycosylated hemoglobin A1c
実施料
49
判断料区分 血液 
健康保険名称  ヘモグロビンA1C(HbA1C) 
検査方法
酵素法
検査材料
NaF加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 NaF加血液 2
04
冷蔵(凍結不可)
報告所要日数
1~3日
基準値  
%

4.6~6.2

臨床的
意義 
糖が非酵素的に結合したヘモグロビン。糖尿病患者における過去1~3カ月の長期血糖コントロールの指標。
   グリコヘモグロビンとは、ヘモグロビンに糖が非酵素的に結合したものである。陽イオン交換クロマト分画上、成人ヘモグロビンの主成分であるHbAより早く溶出する微量成分HbA1の中に含まれるため、この名称がある。HbA1はさらに亜分画、HbA1a1b1C等に分画される。

 このうち糖化ヘモグロビンであるHbA1CはHbA1全体の約2/3を占める。HbA1やHbA1Cは比較的安定で、血糖変化に並行して、その割合がゆっくり増減する。すなわち、ヘモグロビンはいったん糖化されると赤血球寿命(約120日)が尽きるまでその状態を保つため、HbA1Cは過去1~3カ月程度の平均血糖値を反映する。

 したがって採血時点の瞬時のマーカーである血糖値、中期マーカーのフルクトサミンやグリコアルブミンと比較して長期間の血糖コントロール指標として用いられる。

 しかし高血糖状態にあっても溶血性貧血のように赤血球寿命が短縮する疾患では低値になるので注意を要する。

 糖尿病性腎症や網膜症、神経症などの慢性合併症の予防には、長期間の血糖コントロール管理が必要であり、そのためにHbA1Cは最もすぐれた血糖値の長期コントロール指標であるといえる。

 なお、ヘモグロビン異常症では糖化ヘモグロビンがA1C分画に現れない場合があり、異常低値となる。このような場合にはグリコアルブミンや1,5-AGが長期血糖値の指標の代用になる。なおHbA1Cは全血のままで約1週間程度安定である。

 平成22年に開催された第53回日本糖尿病学会年次学術集会において、従来使用されていたJDS(Japan Diebetes Society)値から国際的に広く使用されているNGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)値への表記移行が発表され、さらに平成25年4月より健診を含む臨床の場でNGSP値を使用し、平成26年4月よりはHbA1cの表記はNGSP値のみとする方針が決定された。
高値を示す病態 
糖尿病の血糖コントロール不良による高血糖、腎不全、慢性アルコール中毒症
低値を示す病態
赤血球寿命の短縮、低血糖症、ヘモグロビン異常症
算定備考

「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」、「グリコアルブミン」および「1,5-アンヒドログルシトール(1,5AG)」は、同一月内に1回に限り主たる項目のみ算定できます。

妊娠中の患者、1型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者、インスリン治療を開始して6月以内の患者等については、いずれか1項目を月1回に限り別に算定できます。

チャート 

血糖コントロール目標

高齢者糖尿病の血糖コントロール

容  器 
提出容器

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