検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 01566  統一コード 3G105 
項目名 葉酸
folic acid (folate)
実施料
158
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  葉酸 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
凍結
報告所要日数
2~3日
基準値  
ng/mL

3.6~12.9

臨床的
意義 
核酸、アミノ酸代謝に関わる水溶性ビタミン。欠乏すると巨赤芽球性貧血を引き起こす。
   葉酸は緑野菜、肉、レバー、酵母、米などに多く含まれ、プリン・ピリミジン代謝やアミノ酸代謝、蛋白合成開始などの反応系の補酵素として機能する。このため葉酸の欠乏はDNA合成の障害、とりわけ骨髄造血機能の異常(巨赤芽球性貧血)を惹起するため抗貧血因子とも呼ばれている。

 葉酸欠乏症の原因には慢性アルコール中毒や偏食による摂取不足、胃切除後など腸管の器質的・機能的異常による吸収障害のほか、薬剤起因性のものがみられる。

 抗癌剤(葉酸代謝拮抗剤)であるメトトレキサートや抗てんかん剤の投与患者で葉酸値の低下が知られている。また、妊娠や悪性腫瘍に伴う需要増大によって葉酸欠乏症を起こすことがある。

 葉酸欠乏症の臨床所見は巨赤芽球性貧血、白血球の減少などビタミンB12欠乏症の場合とよく似ているため、原因鑑別のためには両者を測定することが望ましい。赤血球恒数では、MCVが高値を示す。

 透析患者における葉酸欠乏症は比較的稀であり、透析患者における異常も一般に知られていない。

 葉酸は体内貯蔵量のわりに1日必要量が多いため、静脈・経腸栄養を行なっているような場合には欠乏症の注意が必要である。
高値を示す病態
葉酸製剤の投与 など
低値を示す病態 
葉酸欠乏症、巨赤芽球性貧血、慢性下痢症、舌炎、口角炎、易刺激性の神経症状、葉酸代謝拮抗剤の投与(メトトレキサート、5-フルオロウラシルなど)、ホモシスチン尿症 など
関連項目 ビタミンB12(シアノコバラミン), 抗胃壁細胞抗体(抗パリエタル細胞抗体), 赤血球数(RBC), 赤血球像, ビタミンB1(サイアミン), ビタミンB2(リボフラビン), ビタミンB6,
備  考

溶血検体では測定値が上昇する場合があります。

チャート 

葉酸の代謝経路

容  器 
提出容器

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