WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01586

カルバマゼピン

3L115-0000-023-024

血液
2

遠心

 

血清
0.4

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EIA

μg/mL

4~12
他の抗てんかん薬併用時は4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

項目
コード
検査項目

01586

カルバマゼピン

3L115-0000-023-024

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

4~12
他の抗てんかん薬併用時は4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

備考

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:テグレトール、カルバマゼピン
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Henderson, D. R. et al.: Clin. Chem. 32, 1637, 1986.

検査項目解説

臨床的意義

てんかん、双極性障害、統合失調症の治療薬であり、血中半減期は個人差、薬剤間の銘柄差が大きく、併用薬剤によって代謝が遅延する。

1.作用
 カルバマゼピンは、吸収量の大部分が代謝され、その代謝物エポキサイドは抗てんかん作用を有する薬剤である。1966年に発売された。

 単回投与した場合の最高血中濃度は約4~24時間後で、半減期はおおよそ30~40時間である。長期間投与している患者の投与中、投与中止後の半減期は8~15時間と短くなるが、これらは銘柄および個人間でかなり大きな差がみられる。プロピレングリコール溶液を投与すると速やかに吸収され、約3時間後に最高濃度に達する。

 なお、マクロライド系抗生剤、イソニアジド、ベラパミル、ジルチアゼムなどとの併用で本剤の血中濃度は上昇する。

2.禁忌
 本剤または三環系抗うつ剤に対して過敏症の患者、重篤な血液障害のある患者、第2度以上の房室ブロック高度の徐脈(50拍/分未満)のある患者には投与しない。

3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

てんかん

【副作用】

溶血性貧血再生不良性貧血無顆粒球症急性腎不全

関連疾患

G40.9.2:てんかん G40-G47:挿間性・発作性疾患
D55-D59:溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
D70.17:無顆粒球症 D70-D77:その他の血液疾患
N17.9.1:急性腎不全 N17-N19:腎不全
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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