検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 03235  統一コード 3L310 
項目名 イミプラミン・デシプラミン
Imipramine and Desipramine
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 1
03 → 02
凍結
報告所要日数
4~6日
有効治療濃度  
ng/mL
臨床的
意義 
第一世代三環系抗うつ剤の一つ。活性代謝物のデシプラミンを同時測定。
  1.作用
 イミプラミンは第一世代三環系抗うつ剤の一つで塩酸塩として用いられ、化学式はC19H24N2・HClであり、塩酸塩として用いられる。
 詳細な作用機序は明確になってはいないが、脳内においてセロトニン(5-HT)やノルアドレナリン(NA)の神経終末への取り込みを阻害することにより、レセプター刺激が増強することで抗うつ作用を発揮すると考えられている。
 イミプラミンはセロトニンやノルアドレナリンの両方の取り込み阻害に作用するが、NAの方がより強い。しかし活性代謝物であるデシプラミンのNAの取り込み阻害はイミプラミンよりも強い。また、本剤は夜尿症のような遺尿症にも効果があるとされている。

2.薬物動態
 本剤は主に肝代謝酵素チトクロームP450(CYP2D6)によって代謝されるが、CYP1A2やCYP3A4、CTP2C19も関与していると考えられている。このため、同様の代謝経路を競合する薬剤との併用は充分な注意が必要である。添付文書によると、MAO阻害剤、チオリダジンは併用禁忌となっており、また以下の薬物が併用注意となっている。
 抗コリン作用を持つ薬剤、アドレナリン作用薬、中枢神経抑制剤、フェノチアジン系精神神経用剤、SSRI、SNRI、バルビツール酸誘導体、フェニトイン、抗不整脈剤、降圧剤(グネアチジン)、インスリン製剤、クマリン系抗凝血剤(ワーファリン)、スルファメトキサゾール・トリメトプリム。
 経口投与時に速やかにかつ完全に吸収され、通常1週間後に定常血漿中濃度となるが個人差が大きいとされるが、筋注に比べ経口投与の方が活性代謝物であるデシプラミン代謝される割合が大きい。
 連続経口投与時の血中半減期は未変化体で9~20時間、デシプラミンで13~61時間とされ、投与後72時間までに尿中に72%排泄され、残りは糞便中に排泄される。

3.禁忌等
 緑内障のある患者、本剤の成分又は三環系抗うつ剤に対し過敏症の既往歴のある患者、心筋梗塞の回復初期の患者、尿閉(前立腺疾患等)のある患者、MAO阻害剤(セレギリン)を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者、QT延長症候群のある患者には投与しない。
【商品名】イミドール、トフラニール 【剤型】注射液、軟膏、点眼液
【文献】「塩酸イミプラミン」添付文書
主に用いられる疾患 
精神科領域におけるうつ病・うつ状態、遺尿症(昼、夜)
副作用 
悪性症候群、セロトニン症候群、てんかん発作、無顆粒球症、麻痺性イレウス、間質性肺炎、心不全、QT延長、心室頻拍、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、肝機能障害
関連項目 リチウム, クロルプロマジン, ハロペリドール, ブロムペリドール, 三・四環系抗うつ薬スクリーニング, アミトリプチリン・ノルトリプチリン,
ご注意

血中薬物検査のご依頼に当たっては、分離剤入り採血管は使用しないで下さい。測定値が分離剤の影響を受ける場合があります。

容  器  
採取容器
提出容器

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