WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26580

血漿レニン活性
(PRA)plasma renin activity

4Z010-0000-022-021

溶血不可

血液
2

冷遠

 

EDTA血漿
0.6

 

14

 

02

 

 

 

4週

EIA

ng/mL/hr

臥位 0.2~2.3
座位 0.2~3.9
立位 0.2~4.1

100

D008 8

生Ⅱ

3~4日

項目
コード
検査項目

26580

血漿レニン活性
(PRA)plasma renin activity

4Z010-0000-022-021

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

溶血不可

血液
2

冷遠

 

EDTA血漿
0.6

 

14

 

02

 

 

 

4週

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL/hr

臥位 0.2~2.3
座位 0.2~3.9
立位 0.2~4.1

100

D008 8

生Ⅱ

3~4日

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 溶血検体でのご依頼は避けてください。
  • 採血時刻、安静度、体位によって測定値に差が出ますので、早朝空腹時30分間安静後の採血を推奨します。
  • 臥位は30分以上横になった状態での採血を推奨します。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
  • 結果の解釈は、日本内分泌学会「原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021」をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/レニン活性
  • 実施料:100
  • 診療報酬区分:D008 8
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

■ 「8」のレニン活性と「10」のレニン定量を併せて行った場合は、一方の所定点数のみ算定する。

「血漿レニン活性(PRA)」、「レニン濃度(ARC)」を同時に測定した場合はいずれか一方のみの算定となります。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

宇津貴央, 他: 医学と薬学 73, (3), 311, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

昇圧作用を持つアンジオテンシンⅠを生成するタンパク質である。産生されたアンジオテンシンⅠの量からレニンの動態把握が行われる検査である。

 腎臓の傍糸球体装置で産生されるレニンは、レニン-アンジオテンシン(R-A)系の律速酵素でレニン基質に作用して、10個のアミノ酸で構成されるアンジオテンシンⅠ(AngⅠ)を生成する。これにアンジオテンシンⅠ転換酵素(ACE)が作用することで、昇圧作用などの強い生理活性を持つ8個のアミノ酸からなるアンジオテンシンⅡが産生される。

 レニン活性は、レニン量を把握するのに最も一般的な検査であり、測定法は血漿中のレニンとレニン基質を一定時間反応させて、産生されるアンジオテンシンⅠの量を測定する。したがって、血漿中のレニン基質の増減により影響を受ける。

 それに対して、レニン濃度は活性型レニンを認識する抗体により直接的に定量するもので、レニン基質の影響を受けないため正確にレニン分泌動態を反映する。

【高値を示す疾患】

褐色細胞腫腎血管性高血圧症バーター症候群

【低値を示す疾患】

原発性アルドステロン症

関連疾患

E26.8.2:バーター症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
D35.0.2:褐色細胞腫 D10-D36:良性腫瘍
I15.0.1:腎血管性高血圧症 I10-I15:高血圧性疾患
E26.0:原発性アルドステロン症 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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