検査項目解説

掲載内容は、2014年4月1日までの情報です。ご注意下さい。

入力コード 05283 
項目名 (1→3)-β-D-グルカン
(1→3) β-D-glucan
実施料 
213
判断料区分 免疫 
健康保険名称  (1→3)-β-D-グルカン 
検査方法
比濁時間分析法
検査材料 
血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
 1  血液   3
51
冷蔵(凍結不可)
報告所要日数
2〜3日
基準値  
pg/mL

11 未満

臨床的意義  真菌のみが持つ細胞膜構成成分。血液を用いた深在性真菌感染症のスクリーニング検査として用いられる。
   (1→3)-β-D-グルカンは真菌に特徴的な細胞膜を構成している多糖体で、菌糸型接合菌を除くすべての真菌に共通して認められる。

 病原微生物の中では真菌のみが持ち、細菌やウイルスには存在しない。そのため、カンジダやアスペルギルス、クリプトコッカスのような一般の臨床でよく見かける真菌のみならず、稀な真菌でも検出できる可能性があり、広い範囲で真菌感染症のスクリーニングに有用である。

 また(1→3)-β-D-グルカンは、菌の破壊により血中濃度が増加するため、深在性真菌症の診断、治療効果の判定や経過観察にも有用である。

 健常人で10pg/mLを越えることは非常に少ない。また、原発性肺クリプトコッカス症では上昇をみることはまれである。このため代用として莢膜多糖抗原が測定される(血清および髄液中のクリプトコッカス・ネオフォルマンス抗原という項目名で当社受託可能)。

 なお、セルロース系透析膜を用いた透析患者や、製造過程で透析膜を用いる血液製剤(アルブミン、グロブリンなど)、さらに抗癌剤やサルファ剤の使用患者で高値を示すことがある。
高値を示す病態 
カンジダ、クリプトコッカス、アスペルギルスをはじめとする深在性真菌感染症
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 エンドトキシン定量《ES法》、 アスペルギルス抗原、 アスペルギルス抗体、 カンジダ抗原、 カンジダ抗体
備  考

検体はエンドトキシンフリーの専用容器にて無菌的に採取して下さい。

容  器 
提出容器

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