検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00285  統一コード 5E026 
項目名 オウム病抗体(クラミドフィラ(クラミジア)・シッタシ抗体)
Chlamydia psittaci antibody
実施料
79
判断料区分 免疫 
健康保険名称  ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり) 
検査方法
CF
検査材料
血清 または 髄液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
または
2 髄液 0.4
02
冷蔵
報告所要日数
3~5日
最低希釈倍率  

血清 4 倍

髄液 原液

(最低希釈倍率)

臨床的
意義 
鳥類の排泄物等より感染し、間質性肺炎を引き起こす病原菌C.psittaciの抗体検査。
   オーム病(鸚鵡病、オウム病)とは、愛玩動物であるオーム等の鳥類からヒトに感染し、肺炎などの呼吸器系感染症をひきおこすことから命名された疾患である。病原体はクラミジアと呼ばれる微生物で、細胞壁やDNA, RNAをもち二分裂増殖をする点は細菌に似るが、細胞内寄生体である点が異なる。

 オーム病の起因病原体は、Chlamydia psittaci(Cps)で、他にクラミジア属にはC.trachomatis(Ct)、C.pneumoniae(Cpn)、C.pecorum(Cpe)等があるが、Cpeのヒトへの感染は確認されていない。Ctは主に尿路や性器などに感染し、他の3菌種は呼吸器に感染することが多い。オーム病はペットの小鳥から伝播してヒトに発症し、一般に症状はCpn感染症よりやや重い。1~2週間の潜伏期ののち熱発、乾性咳、胸痛をもって発症し、頭痛、筋肉痛を伴う。鳥類の飼育歴が診断のきっかけになることが多く、血中にオーム病抗体価の上昇をみる。治療にはテトラサイクリンが有効とされる。

 血清診断は主に補体結合反応(CF法)による抗体検査により行われる。すなわち、感染初期の血清とその1~2週間後のペア血清で測定し、4倍以上の抗体価の上昇があった場合に感染があったと判定する。また、ペア血清が入手できない場合には、一般に32倍以上の値が得られたときに有意とする。なお第4性病や不妊症の原因となるCtの感染については、抗原検査や遺伝子診断も可能となっている。
高値を示す病態
C.psittaci(オーム病)感染症
関連項目 クラミドフィラ(クラミジア)・ニューモニエ抗体 IgA&IgG,
算定備考

治療上必要な場合に行うものとし、同一検体で同一ウイルスに対する複数の測定方法を実施した場合は、所定点数のみ算定できます。

容  器 
提出容器
 

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