検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 03025  統一コード 5E034 
項目名 クラミドフィラ(クラミジア)・ニューモニエ抗体 IgA&IgG
Chlamydia pneumoniae antibody, IgA & IgG
実施料
70+75
判断料区分 免疫 
健康保険名称  クラミドフィラ・ニューモニエIgG抗体+クラミドフィラ・ニューモニエIgG抗体 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
3~5日
基準値  

陰性(-)

index 0.900未満

臨床的
意義 
急性呼吸器感染症を引き起こす病原体であるC.pneumoniaeの抗体検査。
   クラミジア・ニューモニエ(Chlamydia pneumoniae)はヒトを自然宿主とし、ヒトからヒトへと感染し気管支炎や肺炎などの急性呼吸器感染症を引き起こす病原体である。

 クラミジアは病原微生物の一種で、細胞壁やDNA, RNAをもち二分裂増殖をする点は細菌に似ているが、細胞内寄生で生存する点が異なっている。クラミジア属にはこのほか鳥類を介して呼吸器感染を起こすオーム(鸚鵡)病の病原体Chlamydia psittaciや、C.trachomatis(Ct)、C.pecorum等がある。このうちC.pecorumのヒトへの病原性は確認されていない。Ctは主に尿路や性器などに感染し、第4性病や不妊症の原因となる。いずれもテトラサイクリンが有効とされる。

 ニューモニエは1989年に3番目のクラミジアとして新しく認知された。本病原体による肺炎は、日本国内でも学校内や家族内で集団感染が報告されている。成人では約半数が本抗体を保有しているといわれており、また成人の市中肺炎の十数%がニューモニエに起因するという報告もある。

 ニューモニエは他のクラミジアと同様に培養が難しいため、培養同定や抗原検査はあまり行われず、もっぱら抗体検査による血清診断が行われている。本検査はニューモニエに特異的な外膜複合体(COMC)抗原を用いてIgA、IgG抗体を測定するものである。ニューモニエに感染するとまずIgM抗体が上昇し、次いでIgG抗体が上昇するが、IgM抗体が陽性である時期のタイミングを逃すことも多い。IgA抗体はクラミジアの感染後の活動状態と関連があるためIgA抗体がよく測定される。

 最近、クラミジア感染と動脈硬化症疾患の関連に注目が集まっており、心筋梗塞等の背景に存在する持続性のクラミジア・ニューモニエ感染に関心が集まっている。
陽性を示す病態
クラミジア・ニューモニエ感染症
関連項目 オウム病抗体(クラミドフィラ(クラミジア)・シッタシ抗体), クラミジア・トラコーマチス同定DNA《TaqManPCR法》, クラミジア・トラコーマチス同定DNA《SDA》,
備  考

判定基準については【「クラミドフィラ・ニューモニエ抗体lgA&lgG」判定基準】参照。

算定備考

保険請求の際は「クラミドフィラ・ニューモニエIgA抗体」および「クラミドフィラ・ニューモニエIgG抗体」とご記入下さい。

「クラミドフィラ・ニューモニエ抗体IgA&IgG」と「クラミドフィラ・ニューモニエ抗体IgM」を同時に実施した場合は、主たるもののみ算定となります。

チャート 

「クラミドフィラ・ニューモニエ抗体lgA&lgG」判定基準

容  器 
提出容器

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