検査項目解説検査項目解説

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入力コード 01834  統一コード 5G185 
項目名 抗胃壁細胞抗体(抗パリエタル細胞抗体)
antiparietal cell antibody
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
FAT
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
4~6日
基準値  

10 倍 未満

臨床的
意義 
胃壁細胞の原形質に対する自己抗体。悪性貧血患者の血中に高率で出現する。
   抗胃壁細胞抗体(PCA)は、胃粘膜の壁細胞(parietal cell)の細胞質成分に対する自己抗体で、その対応抗原は壁細胞のプロトンポンプ機構を担うH+, K+- ATPaseである。抗内因子抗体(IFA)と共に悪性貧血患者の約90%に出現する。内因子とは、壁細胞から分泌され、ビタミンB12と結合して小腸での吸収にあずかる分子量44,000の糖蛋白である。

 PCAは、内因子とビタミンB12の結合を阻害するため、患者はビタミンB12不足となり悪性貧血をきたす。末梢血では赤血球のMCVが上昇し、骨髄に巨赤芽球性変化が出現する。

 PCAはIFAとは異なって必ずしも悪性貧血に特異的ではない。悪性貧血以外にも萎縮性胃炎、甲状腺疾患、糖尿病、膠原病、肝疾患、副腎不全などでも高頻度(疾患により20~50%)に出現する。特に萎縮性胃炎では病変の進行に従いPCAの出現率が高まる事が知られているが、力価と進行度は相関しない。

 胃切除の既往がないにも関わらず巨赤芽球性貧血をみた場合はPCAとIFAを測定する。
高値を示す病態 
悪性貧血(Hunter舌炎や神経症状を伴うことがある)、萎縮性胃炎、表層性胃炎、甲状腺疾患、糖尿病 など
関連項目 ビタミンB12(シアノコバラミン), 葉酸, メチルマロン酸定量,
容  器 
提出容器

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