WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

45545

曜日指定

肺癌 EGFR変異解析コバスv2

8C051-9951-075-862

未染スライド
5枚(5μm厚)

30

常温

リアルタイムPCR法

検出せず

包括2500

D004-2 1

遺染

5~7日

項目
コード
検査項目

45545

曜日指定

肺癌 EGFR変異解析コバスv2

8C051-9951-075-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
未染スライド
5枚(5μm厚)

30

常温

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

包括2500

D004-2 1

遺染

5~7日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
  • コンパニオン診断薬を用いた検査です(ゲフィチニブ、エルロチニブ、アファチニブマレイン、オシメルチニブメシル、ダコミチニブ)。

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • 病理組織診断にて腫瘍が認められた部位をマーク(実線で囲む)したHE染色スライドを併せてご提出ください。HE染色スライドの提出がない場合やマークがない場合には、スライド全体を使用します。
  • 本検査で必要な腫瘍細胞含有率は10%以上です。腫瘍細胞含有率が不足の場合は、偽陰性の可能性があることをご了承願います。
  • FFPE処理後12カ月以内、未染スライド作製後60日以内にご提出ください。
  • 強酸による脱灰操作をした検体は検査できません。
  • ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。組織検体の推奨固定時間は6~48時間です。微小な組織検体や細胞検体では固定時間の短縮化が望ましいとされています。
    検体の取り扱いについては、日本肺癌学会「各種検査の手引き」および日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの/医薬品の適応判定の補助等に用いるもの
  • 実施料:包括2500
  • 診療報酬区分:D004-2 1
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

肺癌の詳細な診断および治療法の選択を目的として患者本人に対して行った場合に限り、原則患者1人につき1回に限り算定できます。再発や増悪から2次的遺伝子変異等が疑われ再度治療法を選択する必要がある場合にも算定できます。

「肺癌 EGFR変異解析コバスv2」、「肺癌 EGFR変異解析コバスv2〈血漿〉」または「肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」と同一月に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

患者から1回に採取した組織等を用いて同一がん種に対して悪性腫瘍遺伝子検査を実施した場合は、次の通り算定します。2項目:4000点。3項目:6000点。4項目以上:8000点。

容器

容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
    肺癌 ALK融合遺伝子解析

参考文献

Jänne P. A. et al.: N. Engl. J. Med. 372, (18), 1689, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

非小細胞肺癌患者に対して腫瘍組織を用い、治療に有用な薬剤の適応を判定するための補助検査である。

 EGFR(epidermal growth factor receptor:上皮成長因子受容体)は、細胞膜を貫通して存在する糖タンパクで、リガンドとなるEGFRが結合することで上皮細胞の増殖が促進される。

 各種がん組織ではEGFRの過剰発現が認められ、がん細胞の増殖に強く関与することが知られている。特に日本を含めたアジア系の肺癌患者では、EGFRのチロシンキナーゼ部位にアミノ酸変異が3割程度認められる。

 EGFRのチロシンキナーゼ活性を阻害する分子標的薬としてアファチニブマレイン酸塩(商品名:ジオトリフ(R))、オシメルチニブメシル酸塩(商品名:タグリッソ(R))、ゲフィチニブ(商品名:イレッサ(R))、エルロチニブ塩酸塩(商品名:タルセバ(R))およびダコミチニブ水和物(商品名:ビジンプロ(R))などが存在するが、それらの治療効果は恒久的なものではなく、EGFR遺伝子の二次耐性変異などにより、高頻度に再発する。

 本検査は、非小細胞肺癌患者に対して腫瘍組織を用い、これら薬剤の適応を判定するための補助検査である。

【陽性を示す疾患】

非小細胞肺癌

関連疾患

C34.9.26:非小細胞肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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