検査項目解説

掲載内容は、2014年4月1日までの情報です。ご注意下さい。

入力コード 07898 
項目名 ループスアンチコアグラント(LA)
lupus anticoagulant
実施料 
281
判断料区分 免疫 
健康保険名称  ループスアンチコアグラント定量 
検査方法
希釈ラッセル蛇毒試験法
検査材料 
クエン酸血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
 1  クエン酸血漿   0.5
15 → 02 ※チャート欄参照
凍結
備 考

報告所要日数
2〜3日
基準値  

(cut-off値)

T1/T2比 1.3 未満

臨床的意義  凝固因子とリン脂質の複合体に対する自己抗体。習慣性流産をきたす抗リン脂質抗体症候群の鑑別に有用。
   ループスアンチコアグラント(LA)は、正常人血漿の凝固時間を延長させるSLE患者血漿中の“循環抗凝血素”として見出された。その後の研究から陰性荷電を持つリン脂質、またはプロトロンビンのような凝固因子とリン脂質の複合体に対する自己抗体であることが明らかとなった。現在LAは、その命名の由来となったSLE以外の疾患にも多く検出されることが知られ、「抗リン脂質抗体症候群」と総称される病態のマーカー抗体の一つに位置付けられる。

 抗リン脂質抗体症候群では動・静脈血栓症、習慣性流産などの特徴的臨床症状が高頻度に認められる。「抗凝血素」がなぜ血栓症を惹起するのかは、不明な点が多い。

 本検査では、ラッセル蛇毒添加による凝固時間(T1)、ラッセル蛇毒および過剰濃度のリン脂質添加による凝固時間(T2)の比に基づいて検体中のループスアンチコアグラント(LA)の有無を判定する。

 ラッセル蛇毒は、外因系(凝固経路)の第Z因子や接触因子、内因系の第[因子の活性化過程を要さず、直接に第]因子を活性化して凝固反応を惹起する特性をもつ。接触因子異常や第[因子欠損等の影響は受けない。このため、希釈ラッセル蛇毒試験によるLA検出は、抗リン脂質抗体症候群の診断や凝固因子欠乏、または凝固因子インヒビターの存在による凝固時間延長との鑑別 に有用な指標となる。
高値を示す病態 
[抗リン脂質抗体症候群として]
 動脈血栓症(脳梗塞など)、静脈血栓症、習慣性流産、血小板減少症 など
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 抗カルジオリピン・β2GPT複合体抗体
備  考

必ず血漿分離の上ご提出下さい。

チャート 

遠心力の換算表

容  器  
採取容器
提出容器

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