検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 01680  統一コード 2B440 
項目名 第XIII因子定量(F13)
coagulation factorⅩⅢ, activity
実施料
229
判断料区分 血液 
健康保険名称  凝固因子(第II因子、第V因子、第VII因子、第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XI因子、第XII因子、第XIII因子) 
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
検査材料
クエン酸血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 クエン酸血漿 0.4
15 → 02 ※チャート欄参照
凍結
検査材料備考

※3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、1,500×g、15分間、冷却(2~4℃)遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい(【遠心力の換算表】、およびCLSI/NCCLSドキュメントH21-A5参照)。

報告所要日数
2~5日
基準値  
%

70 以上

臨床的
意義 
凝固系機序の最終段階で働く因子。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、出血性素因のスクリーニング検査として用いられる。
   第XIII因子(F.XIII)はフィブリン安定化因子(FSF)とも呼ばれ、血液凝固の最終段階でおもにフィブリン間のクロスリンク(架橋結合)を促進し強固なフィブリン塊を形成させる。これと同時に、フィブロネクチン・α2PI・コラーゲンなどにも作用して、フィブリンとの間にクロスリンクを作り、止血の維持と線溶亢進による出血傾向を防ぎ創傷治癒に働く。肝臓のほか、骨髄巨核球、マクロファージ等で産生され、分子量約360,000の蛋白である。

 通常、出血性素因のスクリーニング検査として用いられるPT・APTTでは、F.XIII低下による出血傾向は捉えられないため、創傷治癒遅延が認められた時にF.XIII活性が測定される。

 F.XIIIは凝固亢進によりフィブリンクロットに取りこまれるため、DICはもとより大手術、特に創傷面の大きい手術時にも一過性のレベル低下がみられる。さらに採血時の手技的原因で一部検体が凝固しても同じような理由で低下するので注意を必要とする。

 第XIII因子は、以前は合成基質法により活性値が測定されていた。現在ではLA法により抗原量が測定され、健常人コントロールの比で表される。
高値を示す病態
高値側の臨床的意義は少ない
低値を示す病態 
先天性第ⅩⅢ因子欠乏症および保因者
第ⅩⅢ因子抑制物質出現時、DIC、重症肝疾患(非代償性肝硬変)、Crohn病、潰瘍性大腸炎、白血病、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、糖尿病
関連項目 プロトロンビン時間(PT), 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT), フィブリノーゲン(FIB), 第II因子活性(F2), 第V因子活性(F5), 第VII因子活性(F7), 第VIII因子活性(F8), 第IX因子活性(F9), 第X因子活性(F10), 第XI因子活性(F11), 第XII因子活性(F12),
備  考

必ず血漿分離の上ご提出下さい。

チャート 

遠心力の換算表

血液凝固系の相互関係

容  器  
採取容器
提出容器

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