WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00051

無機リン
(P)

3H040-0000-023-271

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法

mg/dL

2.5~4.5

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00051

無機リン
(P)

3H040-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

2.5~4.5

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

基準

  • 尿中無機リン基準値
    0.4~1.2 g/day

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/無機リン及びリン酸
  • 実施料:包括17
  • 診療報酬区分:D007 3
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

金井正光, 他: 臨床検査法提要(改訂第34版), 544, 金原出版, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

副甲状腺ホルモンおよびビタミンDにより調節される生体内の重要な無機物である。血中では大部分がH2PO42-として存在する。

 生体内に含まれるリン(P)は、体重70 kgのヒトで500~700 gといわれ、カルシウム(Ca)の1/2程度の量が生体内に存在する。Pは無機リンと有機リンに分別され、血中では約70 %が有機リンであり、有機リンのほとんどがリン脂質として存在する。Pの大部分は、骨や軟部組織に存在し、骨細胞外液中に存在するPは全体の1 %以下である。また、測定対象となる血清無機リンは総量にして約100~120 mgにすぎない。

 食物より摂取されたPは55~70 %が腸管より吸収され、活性型ビタミンDや成長ホルモン(GH)などにより吸収が促進される。また、副甲状腺ホルモン(PTH)や甲状腺ホルモン、糖質コルチコイドの作用により尿中排泄が調節されている。

 Pは、Caと同様に骨ミネラルの重要な構成成分である。生体内の重要な陰イオンのひとつであり、細胞膜や核酸の構成成分、また、アデノシン3リン酸(ATP)にみられるような高エネルギーリン酸結合の成分として大変重要である。

 P欠乏による低リン血症は、細胞内ATPの不足や2,3-DPGの低下をもたらし、組織障害を起こすことがある。

 Pの尿中排泄は主にPTHにより調節されているため、血清無機リンの異常がみられたときはリン再吸収率試験(tubular reabsorption of phosphate:%TRP)を行い、尿細管の再吸収能を測定する。副甲状腺機能低下症の場合、%TRPは増加するため高リン血症がみられる。逆に副甲状腺機能亢進症の場合は、%TRPが減少し、低リン血症を起こす。

 %TRPは次式により算出される。

[リン再吸収率試験]

%TRP
={1-(尿中リン×血清クレアチニン)/(血清リン×尿中クレアチニン)}×100

 (基準範囲は81~90 %)

【高値を示す疾患】

副甲状腺機能低下症腎不全腎障害甲状腺機能亢進症

【低値を示す疾患】

糖尿病性ケトアシドーシス副甲状腺機能亢進症

関連疾患

E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
E20.9.1:副甲状腺機能低下症 E20-E35:その他の内分泌疾患
N19.3:腎不全 N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
E14.1.3:糖尿病性ケトアシドーシス E10-E14:糖尿病
E21.3.2:副甲状腺機能亢進症 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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