WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25904 |
ルフィナミドrufinamide3L240-0000-023-205 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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25904 |
ルフィナミドrufinamide3L240-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
備考
検体
- EDTA血漿も検査可。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:イノベロン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
山内俊雄, 他: 臨床医薬 15, (8), 1341, 1999.
Perucca, E. et al.: Epilepsia 49, (7), 1123, 2008.
検査項目解説
臨床的意義
Lennox-Gastaut症候群において他の抗てんかん剤と併用して使用される薬である。薬剤により相互作用が異なるため、血中濃度測定が有用である。
1.作用
ルフィナミドは、米国では2008年、日本では2013年に承認された抗てんかん剤である。他の抗てんかん剤で効果が認められないレノックス・ガストー症候群(Lennox-Gastaut syndrome:LGS)に対する併用薬として用いられ、単独投与は承認されていない。
LGSとは、2種類以上の短い全般発作と、脳波では3Hzより遅い広汎性緩徐性棘徐波と睡眠時の全般性速波律動を示す難治性のてんかん症候群である。
本剤はトリアゾール骨格を持ち、電位依存性ナトリウムチャネルの不活性化状態からの回復を遅延させる作用や、Na依存性活動電位の高頻度発火を抑制する作用を有することが認められているが、詳細な作用機序は明らかになっていない。
カルバマゼピンやフェニトイン、プリミドン、フェノバルビタールがルフィナミドの血中濃度を低下させるが、バルプロ酸は逆に血中濃度を上昇させることが分かっており、併用には特に注意が必要である。
健康成人にルフィナミド400 mgを食後に単回経口投与したときの体内動態は、Cmax:4.63±0.90 μg/mL、Tmax:3.00(2.00、6.00)時間、T1/2:10.14±2.38時間とされている。
2.禁忌
トリアゾール誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
便秘症,薬剤性過敏症症候群,悪心および嘔吐,傾眠,食欲不振
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
K59.0.13:便秘症 → K55-K64:その他の腸疾患
L27.0.9:薬剤性過敏症症候群 → L20-L30:皮膚炎・湿疹
R11:悪心および嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R63.0.1:食欲不振 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.