WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26718 |
可溶性インターロイキン-2レセプター |
遠心
|
01 |
14日 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 121~613 |
包括438 D009 36 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
26718 |
可溶性インターロイキン-2レセプター |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
14日 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 121~613 |
包括438 D009 36 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:腫瘍マーカー/可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)
- 実施料:包括438
- 診療報酬区分:D009 36
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
非ホジキンリンパ腫、ATLまたはメトトレキサート使用中のリンパ増殖性疾患の診断の目的で測定した場合に算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
伏見美津恵, 他: 医学と薬学 73, (7), 875, 2016.
古川亜紀, 他: 医療と検査機器・試薬 39, (3), 263, 2016.
検査項目解説
臨床的意義
免疫機構活性化の一指標である。造血器悪性腫瘍、ウイルス感染、リウマチなどにおいて上昇する。
インターロイキン-2レセプター(IL-2R)は、分子量70,000のp70(β鎖)と分子量55,000のTac抗原(α鎖)と呼ばれている2種類のサブユニットからなるタンパク質である。前者が休止期のリンパ球にも発現しているのに対して、後者はリンパ球活性化の後にはじめて見出されるため、生体の免疫機構活性化の指標とすることができる。
リンパ球活性化状態において、Tac抗原が末梢血中に可溶性の形でも存在することが明らかになっており、可溶性IL-2R(sIL-2R)と名付けられている。sIL-2Rは、IL-2との結合性を保持することから、生体の免疫調節にも関与していると推定される。
血中sIL-2R値は、造血器悪性腫瘍、レトロウイルス感染症、リウマチ、膠原病など、免疫系のさまざまな病的状態で上昇し、病勢を反映する指標として有用と考えられている。
【高値を示す疾患】
悪性リンパ腫,非ホジキンリンパ腫,急性リンパ性白血病,成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連],関節リウマチ
関連疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
C85.9.2:悪性リンパ腫 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C85.9.22:非ホジキンリンパ腫 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.0.16:急性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.5:成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連] → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.