WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07617

T細胞系 CD38
(T10)CD38

5I176-0000-019-662

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
26~63 %
陽性細胞絶対数
373~1126 /μL

2~3日

項目
コード
検査項目

07617

T細胞系 CD38
(T10)CD38

5I176-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陽性細胞百分率
26~63 %
陽性細胞絶対数
373~1126 /μL

2~3日

備考

項目

  • 抗原分布:前駆細胞、形質細胞、活性化T細胞、B細胞、胸腺細胞

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

検査項目解説

臨床的意義

モノクローナル抗体で検索される、T細胞系の白血球表面マーカーである。

 CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。

 CD38は分子量45,000の糖タンパクで、遺伝子は染色体4p15に存在し、未分化のリンパ球系細胞の分化とアポトーシスに関与している。CD38の発現は細胞の分化と活性化に依存していると考えられ、T細胞、B細胞ともに発生の初期に発現し、成熟とともに消失するが、活性化すると再び発現している。

 CD38は、活性化T細胞,形質細胞,PreB細胞,多発性骨髄腫,造血前駆細胞などのマーカーで、未熟な造血幹細胞、活性化したTおよびB細胞,末梢血中のNK/K細胞,前胸腺細胞,正常単球の一部,骨髄中のTdT+細胞およびB細胞,骨髄芽球,前骨髄球に発現する。

 なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。

[抗原分布]
・前駆細胞、形質細胞、活性化T細胞、B細胞、胸腺細胞

【高値を示す疾患】

多発性骨髄腫急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病

関連疾患

C90.0.5:多発性骨髄腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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