WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00550

血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain

2A230-0000-034-615

血液塗抹標本
2枚以上

20

常温

DAB法

各37加算

D005 6注

血液

2~4日

項目
コード
検査項目

00550

血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain

2A230-0000-034-615

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液塗抹標本
2枚以上

20

常温

DAB法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

各37加算

D005 6注

血液

2~4日

備考

検体

  • 「ペルオキシダーゼ染色」および「エステラーゼ染色」は、メタノール固定をしますと染色不良となりますので、ご注意ください。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算
  • 実施料:各37加算
  • 診療報酬区分:D005 6注
  • 判断料区分:血液学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「3」の末梢血液像(自動機械法)、「6」の末梢血液像(鏡検法)及び「14」の骨髄像の検査については、少なくともリンパ球、単球、好中球、好酸球、好塩基球の5分類以上の同定・比率計算を行った場合に算定する。

■ 同一検体について、「4」の好酸球数及び「3」の末梢血液像(自動機械法)又は「6」の末梢血液像(鏡検法)を行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。

■ 「6」の末梢血液像(鏡検法)及び「14」の骨髄像の検査に当たって、位相差顕微鏡又は蛍光顕微鏡を用いた場合であっても所定点数により算定する。また、末梢血液像(鏡検法)の検査の際に赤血球直径の測定を併せて行った場合であっても、所定点数により算定する。

■ 「6」の「注」及び「14」の「注」にいう特殊染色は、次のとおりである。

  • ア オキシダーゼ染色
  • イ ペルオキシダーゼ染色
  • ウ アルカリホスファターゼ染色
  • エ パス染色
  • オ 鉄染色(ジデロブラスト検索を含む。)
  • カ 超生体染色
  • キ 脂肪染色
  • ク エステラーゼ染色

特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ37点を所定点数に加算できます。

容器

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

亀井喜恵子: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 213, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

血液または骨髄塗抹標本を用いてペルオキシダーゼ染色を行う検査である。顆粒球・単球系細胞は陽性となり、急性白血病の病型分類に必須である。

 ペルオキシダーゼ(peroxidase:POD)は、H2O2の存在下で酸化反応を触媒する酵素である。血液細胞では骨髄系細胞(顆粒球、単球系)に存在し、リンパ球系細胞や他の細胞には存在しないため、両者の鑑別を目的としてペルオキシダーゼ染色が行われる。

 ペルオキシダーゼ染色は、FAB分類において急性白血病の病型分類に必須の検査である。骨髄標本のうち、芽球のペルオキシダーゼ染色陽性率が3 %未満の場合を急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia:ALL)、3 %以上ではM0、M5aおよびM7を除く急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)と診断される。

 さらに詳しい鑑別には、エステラーゼ染色やモノクローナル抗体による細胞表面マーカーの検索を行う。

【異常を示す疾患】

急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病

関連疾患

C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について