WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00010 |
ALT |
遠心
|
01 |
3日 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L 5~45 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00010 |
ALT |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
3日 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 5~45 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)
- 実施料:包括17
- 診療報酬区分:D007 3
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 18, 250, 1989.
検査項目解説
臨床的意義
肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素を測定する検査である。ASTよりも肝臓に特異性が高く、肝障害の病勢指標に用いられる。
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT(GPT))は、ピリドキサールリン酸を補酵素とするアミノ基転移酵素である。
ALTは、肝臓,腎臓,心筋などほぼ全ての臓器組織細胞中に含まれているが、特に肝臓に多く含まれており、AST(GOT)と比較して他臓器への分布量が少ないため、肝障害に特異的であるといわれている。しかし、その値の大小が必ずしも細胞壊死や肝障害の大きさを反映するものではない。
ALTの赤血球中への分布は、ASTの約1/6と少ないため、溶血の影響も比較的軽度である。ALTにはCKやALPのように臓器特異性があるアイソザイムは存在しない。
ALTは肝炎の経過観察によく用いられ、肝細胞の破壊に伴いALT値が上昇し、1,000 IU/Lを上回る場合もある。また、治療が奏効するとALT値も鋭敏に低下するため、治療効果の指標となる。しかし、逸脱すべきALTが残り少なくなるとそれほど高値を示さなくなることがあり、肝硬変などでは軽度上昇に留まる。
【高値を示す疾患】
劇症肝炎,ウイルス性肝炎,肝癌,アルコール性肝炎,薬物性肝障害,慢性肝炎,肝硬変症,肝障害
関連疾患
B19.0.1:劇症肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
B19.9.2:ウイルス性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
C22.0.1:肝癌 → C15-C26:消化器腫瘍
K70.1.1:アルコール性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K71.9.2:薬物性肝障害 → K70-K77:肝疾患
K73.9.2:慢性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K74.6.13:肝硬変症 → K70-K77:肝疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.