WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
『消化器腫瘍』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00009 |
AST |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L 10~40 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
00010 |
ALT |
遠心
|
01 |
3日 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L 5~45 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
00015 |
LAP |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
L-ロイシル-p-ニトロアニリド基質法 | U/L M 45~81 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00013 |
γ-GT(γ-GTP) |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L M 80 以下 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00014 |
コリンエステラーゼ |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
p-ヒドロキシベンゾイルコリン法 | U/L M 234~493 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
02742 |
膵ホスホリパーゼA2 |
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
RIA(ビーズ固相法) | ng/dL 130~400 |
204 D007 51 生Ⅰ |
2~5日 |
07261 |
ペプシノゲン 《CLIA》 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA | 2~3日 |
||
05084 |
ペプシノゲン 《LA》 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | 1~2日 |
||
胃がんリスク層別化検査(ABC分類)ABCD classification(ABCD method)3B347 ペプシノゲンとヘリコバクター・ピロリ抗体の血中濃度を同時に測定することで、萎縮性胃炎と胃癌のリスクを調べる検査である。 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ペプシノゲン LA(ラテックス凝集比濁法)ヘリコバクター・ピロリ抗体 LA(ラテックス凝集比濁法) | 1~2日 |
|||
00056 |
LDHアイソザイム |
遠心
|
01 |
4日 冷蔵 |
アガロースゲル電気泳動法 | % |
48 D007 14 生Ⅰ |
2~3日 |
00039 |
総コレステロール |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 | mg/dL 120~219 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
25717 |
イマチニブimatinib3M750 チロシンキナーゼを阻害する抗がん剤である。CMLや一部のALL、GISTの治療に用いられる。腫瘍崩壊症候群に注意し、血清中電解質濃度および腎機能検査を行う。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~6日 |
04755 |
肝細胞増殖因子 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
EIA | ng/mL 0.39 以下 |
227 D007 54 生Ⅰ |
2~8日 |
01840 |
αフェトプロテイン |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL 10.0 以下 |
包括98 D009 2 生Ⅱ |
2~3日 |
27710 |
AFPレクチン分画alpha-fetoprotein, LcA-binding fraction5D018 AFPを分別測定することで、肝細胞癌と肝硬変などとを鑑別する検査である。肝細胞癌の診断に有用である。 |
遠心
|
01 |
3週 冷蔵 |
LBA(LBA-EATA) | % L3分画 10.0 未満 |
包括185 D009 26 生Ⅱ |
3~4日 |
01803 |
癌胎児性抗原 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL 5.0 以下 |
包括99 D009 3 生Ⅱ |
2~3日 |
03825 |
塩基性フェトプロテイン |
溶血不可
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | ng/mL 75 未満 |
包括150 D009 17 生Ⅱ |
3~6日 |
01138 |
CA19-9CA19-95D130 膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で上昇する腫瘍マーカーである。血液型Lewis抗原の影響を受ける。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | U/mL 37.0 以下 |
包括121 D009 9 生Ⅱ |
2~3日 |
03819 |
SPan-1抗原SPan-1 antigen5D220 膵癌をはじめとする消化器の腫瘍マーカーである。良性疾患での偽陽性率が低いといわれる。 |
遠心
|
01 |
3週 冷蔵 |
IRMA(ビーズ固相法) | U/mL 30 以下 |
包括144 D009 15 生Ⅱ |
2~4日 |
02948 |
DUPAN-2DUPAN-25D170 特に膵癌、胆道癌などで上昇する血中腫瘍マーカーである。ルイス抗原陰性者でも使用可能である。 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
EIA | U/mL 150 以下 |
包括115 D009 7 生Ⅱ |
3~5日 |
01301 |
エラスターゼ1elastase 13B195 膵癌で比較的早期から上昇する腫瘍マーカーであるが、膵炎でも上昇をみる。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | ng/dL 300 以下 |
包括120 D009 8 生Ⅱ |
1~2日 |
01646 |
PIVKA-Ⅱ《CLIA》PIVKA-25D520 凝固第Ⅱ因子の生合成不全生成物である。肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーで、AFPと相関が低く独立した指標になる。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA | mAU/mL 40 未満 |
包括131 D009 10 生Ⅱ |
2~3日 |
01500 |
シアリルLeX-i抗原 |
溶血不可
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
IRMA(ビーズ固相法) | U/mL 38.0 以下 |
包括140 D009 13 生Ⅱ |
2~4日 |
03497 |
NCC-ST-439NCC-ST-4395D200 膵癌、消化器系癌や肺腺癌、乳癌に有用な腫瘍マーカーである。CA19-9などよりがん特異性が高いとされている。 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
EIA | U/mL M 4.5 未満 |
包括112 D009 6 生Ⅱ |
3~4日 |
27468 |
抗p53抗体p53-autoantibodies5D560 癌抑制遺伝子p53の変異により生じた異常タンパク質に対する抗体である。既存の腫瘍マーカーとは相補的で、食道、大腸、乳癌で早期から上昇する。 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 1.30 以下 |
包括163 D009 22 生Ⅱ |
2~3日 |
01152 |
SCC抗原squamous cell carcinoma-related antigen5D300 子宮頸癌、肺癌、食道癌の他、扁平上皮癌で高値となる腫瘍マーカーである。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL 1.5 以下 |
包括101 D009 4 生Ⅱ |
2~3日 |
00949 |
CA125CA1255D100 主に卵巣癌に有用な腫瘍マーカーである。子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | U/mL 35.0 以下 |
包括136 D009 11 生Ⅱ |
2~3日 |
03611 |
シアリルTn抗原 |
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
RIA(ビーズ固相法) | U/mL 45.0 以下 |
包括146 D009 16 生Ⅱ |
3~8日 |
03774 |
CA72-4CA72-45D150 消化器癌あるいは卵巣癌で上昇する腫瘍マーカーである。偽陽性率はきわめて低い。 |
遠心
|
01 |
30日 冷蔵 |
ECLIA | U/mL 8.0 以下 |
包括146 D009 16 生Ⅱ |
2~3日 |
04314 |
CA54/61CA54/615D155 主に卵巣癌(特にムチン性腺癌)で上昇する腫瘍マーカーである。 |
遠心
|
01 |
3週 冷蔵 |
EIA | U/mL 12.0 以下 |
包括184 D009 25 生Ⅱ |
3~9日 |
00240 |
α1アンチトリプシン |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 94~150 |
80 D006 10 血液 |
2~5日 |
45617 |
大腸癌 RAS/BRAF変異解析KRAS/NRAS/BRAF8C241 大腸癌患者に対する薬剤の適応を判定するための補助検査である。 |
または
|
30
27 |
常温
凍-70℃以下 |
PCR-rSSO法 | 変異陰性 |
包括4000 D004-2 1イ 遺染 |
4~7日 |
※ |
マイクロサテライト不安定性検査(MSI) |
|
※ |
常温 |
マルチプレックスPCR-フラグメント解析法 | 包括2500 D004-2 1イ(1) 遺染 |
5~7日 |
|
07213 |
マイクロサテライト不安定性検査(MSI) |
複数検体
および
|
※
※ |
常温
冷蔵 |
PCR法/キャピラリー電気泳動法 | 包括2100 D004-2 1イ(2) 遺染 |
7~13日 |
|
02941 |
便中ヘモグロビン [糞便検査]hemoglobin [feces]1B040 免疫学的測定により下部消化管の出血を調べる検査である。ヒトのヘモグロビンに特異的に反応し消化管の出血を知ることができる。炎症性腸疾患や大腸癌などのスクリーニングに有用である。 |
|
指定容器 31 |
冷蔵 |
ラテックス凝集法 | (-) |
37 D003 5 尿便 |
2~3日 |
00794 |
沈渣 [腹水・胸水・穿刺液検査]sediment [puncture fluid]1Z045 腹水・胸水を検鏡して腹腔内や胸膜内の炎症や悪性腫瘍の存在を調べる検査である。 |
|
27 |
冷蔵 |
遠沈鏡検法 | 2~3日 |
||
50017 |
胃癌HER2/neu |
または
|
20
|
常温
常温 |
免疫組織化学染色 | 690 N002 3 病理 |
6~10日 |
|
50018 |
胃癌HER2/neu |
または
|
20
|
常温
常温 |
FISH法 | 2700 N005 1 病理 |
9~13日 |
|
50113 |
CLDN18 胃癌 |
|
20 |
常温 |
免疫組織化学染色 | 2700 N005-3 病理 |
6~10日 |
|
50103 |
大腸癌HER2/neu(4B5) |
または
|
20
|
常温
常温 |
免疫組織化学染色 | 690 N002 3 病理 |
6~10日 |
|
50105 |
大腸癌HER2/neu |
または
|
20
|
常温
常温 |
FISH法 | 2700 N005 1 病理 |
9~13日 |
|
50108 |
ミスマッチ修復タンパク |
|
20 |
常温 |
免疫組織化学染色 | 2700 N005-4 病理 |
6~8日 |