WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00015

LAP
(ロイシンアミノペプチダーゼ)

3B135-0000-023-271

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

L-ロイシル-p-ニトロアニリド基質法

U/L

M 45~81
F 37~61

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00015

LAP
(ロイシンアミノペプチダーゼ)

3B135-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

L-ロイシル-p-ニトロアニリド基質法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/L

M 45~81
F 37~61

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

須藤加代子: Med. Technol. 12, 358, 1984.

検査項目解説

臨床的意義

さまざまな臓器や胆汁中に広く分布する加水分解酵素を測定する検査である。黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断、経過観察などに用いられる。

 ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)は、ペプチドのN末端にロイシンが存在する場合に、これをペプチド鎖から切断する役割を持つ酵素である。LAPには、細胞質由来LAP,ミクロソーム由来LAP,胎盤由来LAPの3種類が存在し、他のペプチダーゼ同様に、肝臓,腎臓,膵臓などのさまざまな臓器や胆汁中に広く分布している。

 LAPは、胆汁うっ滞に際して血中に増加するため、ALPやγ-GTPなどとともに胆道系酵素と呼ばれる。そのため、黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断や経過観察などによく用いられている。

 一般に胆道系酵素は、肝内胆汁うっ滞や肝外閉塞性黄疸以外にも、肝内占拠性病変(space occupying lesion:SOL)で上昇し、肝癌でも高値になる。さらに、悪性腫瘍による閉塞性黄疸や転移性肝癌では著明に増加する。また、γ-GTPとともに薬物性,アルコール性肝障害により上昇するが、γ-GTPと比較すると軽度である。胎盤由来のoxytocinaseの影響により、妊娠後期にはLAPは上昇する。また、LAPは、ペプチドホルモンの分泌、代謝に関連があるため、副甲状腺活性が高い成長期には軽度高値をみることがある。

【高値を示す疾患】

急性肝炎肝癌薬物性肝障害慢性肝炎肝硬変症肝障害リンパ腫白血病閉塞性黄疸

関連疾患

B17.9.3:急性肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
K71.9.2:薬物性肝障害 K70-K77:肝疾患
K73.9.2:慢性肝炎 K70-K77:肝疾患
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
C85.9.1:リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C95.9.1:白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
K83.1.10:閉塞性黄疸 K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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