WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30324 |
CK-MB定量 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
CLIA | ng/mL 2.2 以下 |
90 D007 22 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
30324 |
CK-MB定量 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 2.2 以下 |
90 D007 22 生Ⅰ |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/CK-MB(蛋白量測定)
- 実施料:90
- 診療報酬区分:D007 22
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査である。脳、骨格筋、心筋の由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。
クレアチンキナーゼ(CK)は、クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPを生成する酵素である。骨格筋,心筋,平滑筋,脳などに多く含まれ、それらの部位が損傷を受けると血中に逸脱する。(CKの項参照)
ヒトCKは、全て二量体で臓器特異性があり、骨格筋型(MM)、脳型(BB)、ハイブリッド型(MB、心筋型)の3つのアイソザイムで構成される。通常、血中では大半が骨格筋型のCK-MMであり、CK-BBはほとんど認められず、CK-MBは心筋の障害以外ではわずかに検出されるのみである。また、異常分画としてミトコンドリア由来のCKや、免疫グロブリン結合型のCKも存在する。これらはアイソザイムのザイモグラムパターン(泳動像)により推測することが可能である。
以下に各CKアイソザイムの由来臓器と病態を列挙する。
[MM型(CK-MM)]
- 骨格筋由来(通常成人の主体)
- 心筋由来(心筋梗塞の診断や発作時のモニタリングに用いられる)
- 脳,腎臓,肝臓由来(脳挫傷や悪性腫瘍で高値を示す)
【高値を示す疾患】
- [CK-BB]
- ウイルス性髄膜炎,悪性腫瘍,脳挫傷
- [CK-MB]
- 急性心筋梗塞,アルコール性ミオパチー
備考
- チャート参照:CKアイソザイムの分画パターン
関連疾患
A87.9.1:ウイルス性髄膜炎 → A80-A89:中枢神経系のウイルス感染症
C80.9.7:悪性腫瘍 → C76-C80:その他の部位不明腫瘍
S06.2.12:脳挫傷 → S00-S09:頭部損傷
G72.1:アルコール性ミオパチー → G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 → I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.