WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30324

CK-MB定量
(CPK-MB定量)

3B015-0000-023-051

血液
2

遠心

血清
0.4

01

02

 

 

CLIA

ng/mL

2.2 以下

90

D007 22

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

30324

CK-MB定量
(CPK-MB定量)

3B015-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

01

02

 

 

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

2.2 以下

90

D007 22

生Ⅰ

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/CK-MB(蛋白量測定)
  • 実施料:90
  • 診療報酬区分:D007 22
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査である。脳、骨格筋、心筋の由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

 クレアチンキナーゼ(CK)は、クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPを生成する酵素である。骨格筋,心筋,平滑筋,脳などに多く含まれ、それらの部位が損傷を受けると血中に逸脱する。(CKの項参照)

 ヒトCKは、全て二量体で臓器特異性があり、骨格筋型(MM)、脳型(BB)、ハイブリッド型(MB、心筋型)の3つのアイソザイムで構成される。通常、血中では大半が骨格筋型のCK-MMであり、CK-BBはほとんど認められず、CK-MBは心筋の障害以外ではわずかに検出されるのみである。また、異常分画としてミトコンドリア由来のCKや、免疫グロブリン結合型のCKも存在する。これらはアイソザイムのザイモグラムパターン(泳動像)により推測することが可能である。

 以下に各CKアイソザイムの由来臓器と病態を列挙する。

[MM型(CK-MM)]

  • 骨格筋由来(通常成人の主体)
[MB型(CK-MB)]
  • 心筋由来(心筋梗塞の診断や発作時のモニタリングに用いられる)
[BB型(CK-BB)]
  • 脳,腎臓,肝臓由来(脳挫傷や悪性腫瘍で高値を示す)

【高値を示す疾患】

[CK-BB]
ウイルス性髄膜炎悪性腫瘍脳挫傷
[CK-MB]
急性心筋梗塞アルコール性ミオパチー
[CK-MM]
甲状腺機能低下症

備考

  • チャート参照:CKアイソザイムの分画パターン

関連疾患

I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
A87.9.1:ウイルス性髄膜炎 A80-A89:中枢神経系のウイルス感染症
C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
S06.2.12:脳挫傷 S00-S09:頭部損傷
G72.1:アルコール性ミオパチー G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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