WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04017 |
メチル馬尿酸 |
|
25 |
4週 冷蔵 |
LC-MS | g/L |
4~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04017 |
メチル馬尿酸 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
4週 冷蔵 |
LC-MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
g/L |
4~5日 |
備考
検体
- [検体採取時期] 採取日は連続した作業日の2日目以降。
「産業衛生関連検査」中分類共通の特記事項
- 尿検体で複数項目の「産業衛生関連検査」をご依頼の場合は、25番容器で尿6mLをご提出ください。
作業終了の2時間前に一度排尿し、その後は排尿せずに、作業終了後に採尿したものをご提出ください。
[ご参考]「産業衛生関連検査一覧」(チャート参照)を掲載しています。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
参考文献
労働省労働基準局労働衛生課(監修): 有機溶剤健康診断のすすめ方, 135, (社)全国労働衛生団体連合会事務局, 東京, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
厚生労働省有機溶剤中毒予防規則で指定された、キシレン(メチル馬尿酸)の作業従事者向けの検査である。
メチル馬尿酸(MHA)は、有機溶剤であるキシレンの代謝物である。吸収の主な経路は吸入であり、約95 %がメチル安息香酸に代謝され、グリシン抱合を受けメチル馬尿酸として尿中に排泄される。
『労働安全衛生法 有機溶剤中毒予防規則(H26)』で指定のキシレン作業従事者で測定が行われる。非芳香族系溶媒に関しては、別項目で検査が必要である。
MHAは、3日以内にほとんど完全に排出されるため、作業終了後24時間以内に採取する。MHAは、馬尿酸と異なり通常尿中に存在しないため、暴露前の対照は必要としない。なお、肝機能障害時にはメチル馬尿酸の代謝が低下することがある。
【高値を示す疾患】
危険因子への職業的曝露
備考
- チャート参照:メチル馬尿酸の代謝経路
関連疾患
Z57:危険因子への職業的曝露 → Z55-Z65:危険因子への曝露
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.