WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01605

FAX

プロカインアミド

3L890-0000-023-024

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

HEIA

μg/mL

4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

項目
コード
検査項目

01605

FAX

プロカインアミド

3L890-0000-023-024

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

HEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:アミサリン

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

緊急報告対象項目とその基準
特定薬剤治療管理料

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Jolley, M. E. et al.: Clin. Chem. 27, 1575, 1981.

検査項目解説

臨床的意義

心臓の刺激伝導を抑制する抗不整脈剤である。心機能が低下した患者では血中半減期が延長する。

1.作用
 プロカインアミドは、本来は局所麻酔薬であるが、心臓の刺激伝導も抑制するため、頻脈性不整脈の治療にも用いられる。Vaughan Williams分類では、Ⅰa群に属している。過剰投与で心不全となるため、血中濃度測定は有用である。

 本剤の薬理作用は、心筋の異所性自動能や刺激伝導の抑制にある。

 経口投与されたプロカインアミドは、腸管から吸収され、一部が肝臓で代謝されてN-アセチルプロカインアミドとなる。主に腎臓から排泄されるので腎機能低下例では半減期が延長する。

 500 mgを1日4回1週間連続経口投与後の動態は、軽度心機能低下群では最高血中濃度6.6±1 μg/mL(1.1±0.7時間後)、半減期は2.66±0.2時間、重度心機能低下群では最高血中濃度6±1.4 μg/mL(1.31±0.49時間後)、半減期は4.59±1.38時間とされている。

 一方、0.5~1 g静注後では30分以内に5~20 μg/mL、1 g筋注では1時間後6 μg/mLの血中濃度に達するといわれている。

2.禁忌
 刺激伝導障害のある患者、重篤なうっ血性心不全のある患者、重症性筋無力症のある患者、本剤に過敏症の既往歴のある患者には投与しない。

3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

発作性頻拍不整脈

【副作用】

心不全頻脈症動悸めまい

関連疾患

I47.9.2:発作性頻拍 I30-I52:その他の心疾患
I49.9.2:不整脈 I30-I52:その他の心疾患
I50.9.3:心不全 I30-I52:その他の心疾患
R00.0.4:頻脈症 R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
R00.2.2:動悸 R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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